ハムスターの野菜おすすめ10選!量と頻度、毎日与えた方が良い?

ハムスターは慢性的に野菜が不足している傾向があります。

主食のペレットで栄養を補うことは可能ですが、健康を考えると野菜も定期的に与えた方が良いでしょう。

とはいえ野菜は水分量が多く、危険な成分を含むものも多いため注意が必要です。

今回は安全に与えることができる野菜の中から、栄養的にもおすすめしたい野菜10選をご紹介したいと思います。

それでは見ていきましょう。

ハムスターの野菜おすすめ10選

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数ある野菜の中から、ハムスターに与えたい野菜を10個選びました。

にんじん、キャベツ、かぼちゃ、ブロッコリー、豆苗、とうもろこし、おくら、白菜、水菜、小松菜です。

1:にんじん

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緑黄色野菜の代表ともいえるにんじん。栄養満点で食卓でも良く使われます。ハムスターにもぜひ与えたい野菜の一つです。

にんじんがおすすめな理由

にんじんは栄養が非常に豊富なことで有名です。

カロテン、リコピン、カリウムといった他の野菜では取りづらい栄養が豊富に含まれています。

体や毛並みにも良い成分が多く、定期的に与えたい野菜です。

また、日ごろの食卓にも頻繁に登場することから、余ったにんじんを与えることもできるため手頃な野菜と言えるでしょう。

にんじんの与え方

にんじんは基本生で与えることができます。

水洗い後よく水を切って、5mm角にカットして与えましょう。生以外にもゆでと乾燥もあります。

詳しくはにんじんの与え方をご覧ください。

2:キャベツ

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ハムスターの野菜として最もメジャーなものがキャベツです。

キャベツがおすすめな理由

ハムスターの餌として乾燥キャベツが販売されており、ペットショップや通販で買いやすい野菜です。

スーパーなどでも通年でキャベツが売られており、サラダなどを食卓で用意する際に、ついでにハムスターに与えることができます。

ビタミン類、食物繊維、カリウム、リンなどの栄養も含まれており、ペレットで取りづらい栄養を摂取することができます。

キャベツの与え方

キャベツは生で与えることができます。

水洗い後よく水を切って、5mm角にカットして与えてください。

あくが気になる方はゆでた後に、水分が気になる方は乾燥キャベツを与えてください。

詳しくはキャベツの与え方をご覧ください。

3:かぼちゃ

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てんぷらやシチュー、スープとして人気のかぼちゃ。ハムスターにも与えたい野菜の一つです。

かぼちゃがおすすめな理由

かぼちゃは栄養が豊富です。

βカロテン、ビタミン類、カリウム、食物繊維、カルシウムなどが含まれています。

夏・秋・冬にそれぞれ出荷量が増えるため買いやすく、量も多いことからハムスターに与えやすい野菜と言えるでしょう。

実以外にも、ハムスター用のかぼちゃの種も人気が高いです。

かぼちゃの与え方

かぼちゃは生で与えることができます。

水洗い後水をよく切って、5mm角~1cm角に細かくカットしてから与えてください。

詳しくはかぼちゃの与え方をご覧ください。

4:ブロッコリー

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いかにも健康に良さそうな緑色と独特な食感で人気のブロッコリー。これもハムスターにぜひ与えたい野菜です。

ブロッコリーをおすすめする理由

健康食でもあるブロッコリー。

葉酸、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維、βカロテンなどが含まれており、肌や毛にも良い栄養が詰まっています。

通年で出荷されており買いやすく、地域によって冬や夏にそれぞれ旬があるため、自分が食べるついでに準備しやすいというのもポイントです。

ブロッコリーの与え方

ブロッコリーは生で与えて問題ありません。

水洗い後水を切り、5mm角~1cm角にして与えましょう。

歯に問題がある場合や幼齢・高齢の場合、ゆでたりレンジで温めてから柔らかくして与えてください。

詳しくはブロッコリーの与え方をご覧ください。

5:豆苗

マメ科の野菜としてハムスターに与えたいのが豆苗です。

豆苗をおすすめする理由

豆苗は簡単に再生栽培ができることから、家庭で繰り返しハムスターに与えやすい野菜です。

βカロテン、ビタミンK、ビタミンC、葉酸などが含まれており、細い見た目に反して栄養は豊富です。

食いつきも良く与えやすい重さのため、マメ科の野菜を与えたい方は豆苗を与えてみてください。

豆苗の与え方

豆苗は生で与えることができます。

本数は1~2本を目安に与えましょう。

レクチンという成分が気になる方は、ゆでてから与えるとより安全です。

詳しくは豆苗の与え方をご覧ください。

6:とうもろこし

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夏にハムスターに与えたい野菜といえばとうもろこしです。

とうもろこしをおすすめする理由

とうもろこしは世界三大穀物といわれるほど世界中で愛され、そして食べられています。

穀物であり、かつ野菜でもあるのがとうもろこしです。

主食にもなるほど栄養は豊富で、糖質、ビタミン、カリウム、ミネラル、カルシウム、マグネシウム、アミノ酸、食物繊維などあげればキリがないほど栄養が詰まっています。

時期によって入手し辛いとうもろこしですが、旬の夏の時期にはぜひハムスターに与えてみてください。

とうもろこしの与え方

生、ゆで、乾燥それぞれにメリットがあります。ハムスターの嗜好に合わせて与え方を決めましょう。

2~4粒を目安として与えるようにしてください。

詳しくはとうもろこしの与え方で確認して下さい。

7:おくら

ねばねばが大人気のオクラ。実は健康にとても良い野菜です。

おくらをおすすめする理由

あのねばねばが実は食物繊維だという事はあまり知られていません。

ムチン・ペクチン・ガラクタン・アラバンと言った成分でできており、他の野菜では摂取し辛い栄養素です。

他にもβカロテン、カリウム、カルシウム、ビタミンB1などが含まれており、私たち自身も取りたい野菜と言えるでしょう。

オクラの与え方

オクラは生とゆでどちらもで与えることができます。

ハムスターが手に持てるサイズに輪切りにして、1g~2gを与えましょう。

詳しくはオクラの与え方をご覧ください。

8:白菜

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鍋やお浸しで大活躍の白菜。冬にハムスターに与えたい野菜の一つです。

白菜をおすすめする理由

白菜はほぼ水分でできており、水分補給目的であたえることになります。

微量ではありますが、ビタミン類やカリウム、食物繊維を取ることもできます。

白菜の与え方

生で与えることもできますが、水分量が高いのでペット用の乾燥白菜を与えるのがベストです。

生で与える場合は5mm角にカットして与えましょう。

詳しくは白菜の与え方をご覧ください。

9:水菜

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シャキシャキとした食感が人気の水菜。価格も安く束になって売られていることから、ハムスターにも与えやすい野菜です。

水菜をおすすめする理由

水分量が多く他の野菜に比べるとトータルの栄養は低くなりますが、実は貧血に良い野菜です。

カルシウム、ナトリウム、鉄といった成分が含まれており、血の生成に役立ちます。

冬が主な旬ですが、通年で出荷されているため入手しやすいのも魅力です。

水菜の与え方

水菜はゆでて与えましょう。

大量に摂取すると害のあるシュウ酸とゴイトロゲンという成分を除去することができます。

量は0.5本から1本を目安にしてください。

詳しくは水菜の与え方をご覧ください。

10:小松菜

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小動物用の餌としても売られている小松菜。栄養的には良いのですが、量に気を付けて与えたい野菜です。

小松菜をおすすめする理由

小松菜には牛乳を超えるカルシウムが含まれており、鉄分、カリウムなども豊富です。

骨の成長を促す他、貧血対策、毛並みにも良い栄養素ですが、カルシウム量があまりに多いため、尿路結石などにならないよう量に気を付けて与える必要があります。

小松菜の与え方

小松菜はゆでて与えましょう。シュウ酸と硝酸塩という成分を除去できます。

ペット用の感想小松菜の場合水分は問題ありませんが、量に注意してください。

1g~2g、1円玉サイズほどの量を与えるようにしてください。

詳しくは小松菜の与え方をご覧ください。

食べられるその他の野菜

他にも、きゅうり、カイワレ大根、さやいんげん、さつまいも、大根の葉、セロリ、パセリ、もやしなども食べることができます。

栄養が低かったり、注意が必要な部位があるため10選からは除外しましたが、これらの野菜を与えてみるのも良いでしょう。



野菜の適量・頻度・与え方

ハムスターに野菜を与える量と頻度の目安を確認しましょう。

野菜の適量

野菜の適量は5mm角~1cm角1g~2gが目安です。

ドワーフハムスターであれば5mm角・1g、ゴールデンであれば1cm角・2g程度を目安にしてください。

ハムスターが野菜を手に持って食べれるサイズにしましょう。

野菜は傷みやすいため一度に食べきれる量にして、食べきれなかった分はすぐに捨ててください。

野菜の種類によって適量に差異があるため、上記はあくまで目安として参考にしてください。

野菜の頻度

野菜を与える頻度は1日1回、おやつ又は副菜として与えましょう。

あくまでも主食はペレットです。ペレットを基準にカロリーをコントロールしつつ、野菜でその他の栄養を補うようにしましょう。

ハムスターに野菜を毎日与えるべきか?

ハムスターのほとんどは野菜が不足している傾向があります。

主食にしているのがペレットであれば良いのですが、未だにひまわりの種を主食だと勘違いしている人が居るためです。

可能であれば、ハムスターにも適量の野菜を毎日与えた方が理想的です。

ただし、絶対に野菜を毎日与えなければいけないという事ではありません。

基本的な栄養はペレットで摂取できるため、野菜を与えないとすぐに亡くなるという事にはならないからです。

「理想としては野菜を毎日与えた方が良いが、必ずしも野菜を毎日与えなければいけない訳ではない」というのが結論です。

ハムスターと野菜の関係は、実は人間と一緒です。

私たちも野菜を毎日食べたほうが健康に良いですよね?でも健康に気を付けていないとなかなか毎日野菜を食べられないです。

同じ野菜を毎日与えない

野菜を毎日与えるのが理想的と書きましたが、同じ野菜を長期間に渡って毎日繰り返し与えるのはやめましょう。

食事の基本はバランスです。同じ野菜では栄養が偏ります。

理想は違う種類の野菜を毎日適量与えることです。

新鮮な野菜を与える

野菜は水分量が多いため傷みやすい傾向があります。

そのため、野菜をハムスターに与える際はできるだけ新鮮な野菜を与えるようにしましょう。

水分量に注意する

野菜は水分量が多く、8割~9割が水分の野菜も多く存在します。

そのため、野菜を洗った後は必ず水切りをして水分を飛ばしましょう。

また、水分量が高い野菜を大量に与えることは控えるようにしましょう。

危険な野菜

ハムスターにとって危険な野菜がいくつかあります。

食べたら中毒になる野菜、神経毒を含む野菜、刺激物を含む野菜、肝臓毒を含む野菜と有害物質は様々です。

詳しい内容は危険な食べ物一覧表にまとめていますが、辛い物、苦い物、酸っぱい物など刺激が強い野菜のほとんどは危険です。

この記事でも危険な野菜について確認しましょう。

ネギ科の野菜

ネギ科の野菜を動物に与えてはいけないことは有名です。ハムスターだけでなく、犬や猫にも与えてはいけません。

ネギ科の野菜とは、ネギ・たまねぎ・エシャロット・ニラ・ニンニク・みょうが・らっきょうなどです。

ネギ科の野菜にはアリルプロピルジスルファイドという成分がふくまれており、赤血球を破壊します。

ネギ中毒になると血尿が出て、高確率でペットが亡くなります。

アリルプロピルジスルファイドは熱で除去することもできないので、ネギ科の野菜は絶対に与えないようにしましょう。

銀杏

銀杏も動物には有毒なことで有名です。

銀杏にはメチルビリドキシンという神経毒が含まれており、食べると中毒症状をおこします。

人間の子供ですら銀杏の食べすぎは危険と言われるほどです。ハムスターには絶対に与えないでください。

唐辛子・ししとうがらし

唐辛子にはカプサイシンという刺激物(辛み成分)が含まれていることで有名です。

ハムスターにとってはこのカプサイシンは有毒です。

刺激に内臓が耐えきれず、高確率で亡くなります。絶対に与えてはいけません。

アロエ

アロエは苦いことで有名です。

サポニンという苦み成分が動物にとって有毒になります。

アロエを与えるとハムスターが腸の炎症を起こし、高確率で亡くなります。犬ですら亡くなるほど危険です。

アロエも与えないようにしましょう。

ハムスターの野菜おすすめ10選のまとめ

いかがでしたか?今回はハムスターの野菜おすすめ10選について見てきました。

今回のまとめです!!

1:にんじん、キャベツ、かぼちゃ、ブロッコリー、豆苗、とうもろこし、おくら、白菜、水菜、小松菜がおすすめ
2:野菜の適量は5mm角~1cm角、1g~2g
3:野菜の頻度は1日1回、おやつ又は副菜として与える
4:野菜は毎日与えるのが理想だが、必ず与えなければいけない訳ではない
5:同じ野菜を毎日与えない
6:新鮮な野菜を与える
7:水分量に注意する
8:危険な野菜として、ネギ科、銀杏、唐辛子、アロエなどがある

また次回の更新でお会いしましょう!!

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