甘酸っぱい味が人気のキウイ。デザートやおやつとして食べる機会も多いと思います。
出荷量も多く通年食べることができ、秋から冬にかけて旬を迎える果物です。
このキウイですが、ハムスターも食べることができます。
ただし果物全般に言えることですが、水分と糖分が高いため、与える量には注意が必要です。
今回はハムスターのキウイの与え方について見ていきましょう。
キウイの栄養と安全性
キウイは小ぶりな果物ですが、栄養が豊富に詰まっています。
キウイの栄養素
栄養素充足率1位
17種類の栄養素を比較した栄養素充足率で1位の果物です。様々な栄養が含まれていることが分かります。
ビタミンC
キウイには100gあたり70mgのビタミンCが含まれています。なんとみかんの倍の量です。
ビタミンE
抗酸化作用のあるビタミンE。体内の活性酸素を減らしてくれます。
カリウム
塩分の排出を促すカリウム。筋肉の成長にも役立ちます。
ポリフェノール
抗酸化作用のあるポリフェノール。ビタミンEと一緒に取るとより効果的です。
アクチニジン
たんぱく質分解酵素のアクチニジン。たんぱく質の消化を助けてくれます。
それ以外にも、鉄、葉酸、有機酸などが含まれており、健康に良い果物と言えるでしょう。
キウイの安全性
キウイはハムスターも食べれる安全な果物です。
ただし、水分と糖質が多いため、量に注意しましょう。
ハムスターはキウイを食べれる
ハムスターはキウイを食べることができます。
危険な成分は含まれておらず安全な果物です。
キウイの水分量
キウイには100gあたり84.7gの水分が含まれています。
果物としてはやや高めの水分量です。大量に与えると下痢になる可能性もあるので量に気を付けてください。
キウイの糖質
キウイには緑色のグリーンキウイと黄色のゴールデンキウイがあります。
グリーンキウイの糖質は100gあたり11g、ゴールデンキウイの糖質は100gあたり13gです。
果糖は他の糖分に比べ太りにくい特徴がありますが、与えすぎるとハムスターが太る可能性があるため量に気を付けましょう。
キウイの適量と頻度
キウイは安全な果物ですが、与える際は量と頻度に注意しましょう。
キウイの適量
キウイを与える際は小さくカットしてハムスターに与えましょう。
ドワーフハムスターであれば5mm角、ゴールデンハムスターであれば1cm角が適量です。
手に持って食べられるサイズにカットしてから与えてください。
キウイの頻度
キウイを与える際はおやつとして与えましょう。
主食のペレットを与えつつ、間食又は副菜として与えるのが理想的です。
与える頻度は週1回ほどで、感覚を開けて与えるようにしてください。
キウイの皮と種は食べれる?
キウイには皮と種と実があります。
実は安全に食べられますが、皮と種は食べられるのでしょうか?
結論から書くと、皮と種は与えないようにしましょう。
キウイの皮は与えない
キウイの皮はハムスターには与えないようにしましょう。
人間の場合でも消化器官が未発達な子供や消化器官が弱い大人はキウイの皮を食べない方が良いと言われています。
キウイの皮の消化不良によりお腹が緩くなりやすいためです。
ハムスターは消化器官が人間よりも劣っているので、与えない方が無難です。
また、キウイの皮には農薬が付着している場合があるため、与えない方がより安全です。
キウイの種は与えない
キウイには細かい種が入っています。
キウイの種は他の果物の種と違い危険な成分が入っているという訳ではありません。
ただし、皮と同様に消化に悪く、お腹が緩くなる可能性があります。
皮と同様に、キウイの種もハムスターには与えない方が良いでしょう。
ハムスターにキウイを生・乾燥で与える方法
ハムスターにキウイを与える際は、生で与える方法と、乾燥したキウイを与える方法があります。野菜のようにゆでたりする必要はありません。
それぞれの与え方を見ていきましょう。
キウイを生で与える方法
キウイを水で洗う
キウイを購入したら水でサッと洗いましょう。
他の人が触ったり、農薬が付いている可能性があるため、水で流した方が安心です。
水を切る
キウイは水分量が多いため、しっかりと水を切りましょう。
皮をむく
ハムスターにキウイを与える時は皮を与える必要はありません。カットする前に皮は剥きましょう。
種を取り除く
種を与えるメリットも特になく、お腹が緩くなる可能性があるため、取り除いた方がより安全です。
細かくカットする
実の部分を5mm角~1cm角にカットして、ハムスターに与えてください。
一度に食べきれる量にする
キウイを与える際は必ず一度に食べきれるサイズにしましょう。
水分量が多いキウイは傷みやすく、長持ちしません。
食べ残しは取り除く
もしキウイを食べ残したり、余ったキウイを巣に持ち帰ろうとしたら、すぐに取り除きましょう。
傷んだキウイを食べると、お腹を壊し下痢になる可能性があります。
人間用に味付けされたキウイは与えない
砂糖を振ったり牛乳をかけたりといった人間用に味付けをしたキウイは与えないようにしましょう。
私たちにとっては美味しい食べ方かもしれませんが、ハムスターにとっては過剰な成分です。
乾燥キウイを与える方法
小動物用の餌として乾燥キウイが販売されています。こちらです。
水分量が低い
乾燥キウイは生と比べて水分量が低いのがメリットです。
より安全にキウイをハムスターに与えたい人は、小動物用のキウイを与えるのが良いでしょう。
一口サイズで与えやすい
小動物用に加工されているので、皮を剥いたり種を取り除いたりカットする手間がいりません。
手軽にキウイを与えたい人にもおすすめです。
ハムスターのキウイの与え方のまとめ
いかがでしたか?今回はハムスターのキウイの与え方について見てきました。
今回のまとめです!
1:ハムスターはキウイを食べれる
2:キウイの栄養はビタミンC、ビタミンE、カリウム、ポリフェノール、アクチニジンなど
3:キウイは安全だが水分量と糖質に注意
4:キウイの適量は5mm角~1cm角
5:キウイの頻度は週1。間隔を開けて与える
6:キウイの皮と種は与えない
7:キウイを生で与える場合、水で洗い、水を切り、皮をむき、種を取り除き、細かくカットして与える
8:乾燥キウイを与えたい場合は小動物用キウイを与える
以上です!!また次回の更新でお会いしましょう!!