肌寒い季節になってきました。11月~2月にかけて旬な野菜として白菜があります。
お鍋だけでなく、漬物や炒め物としても人気がありますね。白菜は人間だけでなく、ハムスターも食べることができる食品です。
ただし、他の野菜と違い芯などがあるため、どの部分をどのくらい与えてよいか迷われている方が多いようです。
今回は、ハムスターに白菜を与える時のポイントと注意点について見ていきましょう。
白菜の栄養と水分量
白菜は水分が多く、栄養価はそこまで高くはありません。含まれている栄養には以下のようなものがあります。
白菜の栄養価
・イソチオシアネート
アブラナ科の野菜に含まれる成分。がん予防に注目されている成分です。
過剰に摂取するとゴイトロゲンという成分として、甲状腺に影響が出る場合があります。大量に与えすぎなければ特に問題はありません。
・カリウム
細胞の浸透圧や水分量を調整してくれます。
・食物繊維
白菜には食物繊維が含まれているためお通じにも良いです。
・ビタミン類
ビタミンE、B1、B2、B6、cなどをバランスよく含んでいます。
上記以外にも、鉄、カルシウム、亜鉛に、マグネシウムなども含んでいます。
体に良い栄養素が多いものの、過剰にとりすぎると害になるものもあるため、与える量に注意する必要があります。
白菜の水分量
見かけでは分かりませんが、実は白菜のほとんどは水分です。
白菜の95%が水でできており、野菜類でも上位の水分含有量となっています。
ハムスターに与える際は、栄養素や水分量を予め把握した上で、適切な量を与えなくてはいけません。
では具体的に、ハムスターへの白菜の与え方を確認しましょう。
白菜の適量と頻度
白菜を与える際は、特に量と頻度に気をつける必要があります。
白菜の適量
ペレット以外のエサは、あくまでもおやつです。一度に大量に与えてはいけません。
1g~2g程度の量に抑えるようにしましょう。
サイズで言えば、5mm角~1cm角ほどです。
ドワーフハムスターであれば5mm角、ゴールデンハムスターであれば1cm角が目安です。
両手で持って食べれるサイズにしてください。
白菜の頻度
毎日与えるのではなく、週に1度程度にしましょう。
白菜は水分量が多いため、感覚を開けて与えるのが適切です。
野菜は体に良いからといって、たくさんとれば良いというものではありません。
基本はペレットとして、時折おやつとして活用してください。
では、具体的な与え方について詳しく見ていきましょう。
白菜は生・ゆで・乾燥のどれが良い?
白菜を与える方法として、そのまま生で与える場合、ゆでて与える場合、乾燥させて与える場合があります。どの方法でも問題はありません。
ただし、ハムスターの健康にとって好ましい順序があります。
ここまでの内容を読んでいただけた方はもう正解が分かっているかもしれませんね!
白菜のベストな与え方
白菜は水分が少ないほうが良いです。そのため
1:乾燥
2:生
3:ゆで
の順で安全になります。
ハムスターに乾燥白菜を与える際の注意点
白菜を乾燥させることによって水分量を減らし、下痢の予防やエサが腐敗する可能性を低減することができます。
ハムスターに与える場合は、乾燥白菜がベストです。
ペット用の乾燥白菜
とはいっても、白菜を乾燥させるなんて時間もかかるしやり方もわからないという方が多いのではないでしょうか。
実は、ペット用のエサとして乾燥白菜が売られています。お値段は200円~300円程で15g~30gとなっています。
楽天で販売されているので、気になる方はチェックしてみてください。
エサ箱に入れすぎない
乾燥白菜を与える際は、量に注意しましょう。他の方法と違い、一度に大量に与えやすいため注意が必要です。
上記した量と頻度を守りつつ、エサ箱に大量に投下するのはやめるようにしましょう。
ハムスターに白菜を生で与える際の注意点
乾燥白菜を買うのが手間と言う方は、生で与えても問題ありません。ただし、以下の点に注意しましょう。
新鮮な白菜を与える
白菜は水分量が多く傷みやすい野菜です。
そのため、白菜はできるだけ新鮮な物を常温で与えるようにしてください。
切り口が黒くなっているものはカビが生えている可能性があるので、与えるのは控えましょう。
与える前によく洗う
他の野菜でも書きましたが、生で与える際は野菜をきちんと洗ってから与えましょう。
過度に気にしすぎる必要はありませんが、農薬がついている場合もあります。気になる方は、洗った後、外側の葉を与えないようにしても良いでしょう。
キッチンペーパーで水を吸い取る
洗った後は、キッチンペーパーなどで水を吸い取ってください。多少ですが水分を除くことができます。
一度で食べきる量にして、食べ切れなかった部分は捨てる
白菜は水分量が多いため、腐敗しやすい野菜です。そのため、一度に食べ切れなかった白菜は、ハムスターが小屋にもって帰る前に廃棄するようにしましょう。
最悪なのは、持ち帰った白菜が腐敗し、それが原因でハムスターが体調を崩すことです。十分気をつけてください。
ハムスターに白菜をゆでて与える際の注意点
最後にゆでて与える場合です。ゆでるという過程を踏むため、良い点と悪い点があります。まずは注意点です。
余熱をとる・常温に戻す
ゆでた場合、しっかりと余熱をとって、常温程度になってから与えてください。
また、ゆでた後冷蔵庫で冷やした場合は、常温程度になるように温めてから与えましょう。
エサを与える時は常温です。熱くても冷たくてもいけません。温度に注意してください。
人間用に味付けしない
白菜を塩ゆでしてお浸しにする場合がありますが、塩ゆではNGです。
お浸しとして売られている白菜も与えないようにしましょう。
塩分過多となり、ハムスターに害があります。醤油をかけるのもダメです。
柔らかくなり、食べやすくなる
老化や病気の場合で固いエサを食べれない場合は、ゆでて与えると白菜も食べやすくなります。
通常は固いエサで問題ありませんが、柔らかいエサを好む性格のハムスターもいます。
もし固いまま与えても食べてくれなかった場合は、ゆでて与えるのも一つの方法です。
以上が白菜を与える際の注意点となります。
それでは最後に、白菜の芯について確認しましょう。
白菜の芯は食べれる?
白菜には固い芯があります。この芯はハムスターは食べれるのでしょうか?
結論から書くと、ハムスターに白菜の芯を与えて問題ありません。ただし、一点だけ注意が必要です。
白菜の芯は腐敗しやすい
白菜は芯から水分を吸うことで葉が成長するため、芯の部分のほうが傷みやすく腐敗しやすくなります。
そのため、葉っぱの部分以上に腐らないように注意して与えるようにしてください。
大量に与えると下痢になる恐れも
白菜の芯を大量に与えると下痢になる恐れがあります。
白菜はただでさえ水分量が多い野菜です。葉よりも水分量が多い芯ばかり大量に与えると、健康を害する恐れがあります。
芯を与える際は少量にして、間隔を開けて与えるようにしてください。
犬は白菜の芯を食べれない
人間やハムスターは芯を食べれますが、犬は白菜の消化酵素を持たないため、芯を与える際は腸が傷つかないように細切れにする必要があります。
このサイトはハムスター専用ですので説明は割愛しますが、犬を飼っている方は白菜の芯には注意してください。
まとめ
今回はハムスターに白菜を与える方法についてみてきました!!
今回のまとめです!!
1:白菜の栄養価はイソチオシアネート、ビタミン、カリウム、食物繊維など。
2:水分量は95%。
3:乾燥白菜>生>ゆでの順で好ましい。
4:適量は1g~2g。5mm角。
5:頻度は週1程度。
6:芯は痛みやすいので注意。
ここまでご覧いただきありがとうございました!!
次回はハムスターはみかんを食べれる?皮・すじ・種・量の注意点!です!!!どうぞご覧下さい!
人気記事
ハムスターのおすすめ野菜10選!