ハムスターの主食のペレット。
ハムスターを飼う上で絶対に欠かせない餌です。
ハムスターを飼い始めると、どのペレットを購入しようか迷う時があります。
ハムスターのペレットは種類が膨大で、様々なメーカーから発売されているためです。
今回は、私が愛用しているペレットを中心に、おすすめランキング5選とおすすめ理由についてまとめていきたいと思います。
それではスタートです!!
ペレットの栄養
ペレットはハムスターの総合栄養食として作られてます。
原料は小麦粉やトウモロコシ、木の実、大豆などを粉末にして混ぜた上で、他の成分や栄養を添加して固めることで作られています。
具体的な栄養素の数値はペレットの種類やメーカーによって異なり、各商品の側面や背面に保証成分としてまとめられています。
ここでは、ペレットで注目すべき栄養素と目安をまとめます。
ペレットの栄養素と保証成分の目安
粗たんぱく質
筋肉の元となる粗たんぱく質。ペレットの成分では最も重要です。
目安としては、粗たんぱく質が15%以上のペレットが良いでしょう。
粗脂肪
重要なエネルギー源である脂肪。摂りすぎは太るため良くありませんが、全く撮らないのも栄養的に問題です。
目安としては粗脂肪が5%前後のペレットを選ぶと良いでしょう。
粗繊維
血糖値やコレステロールの上昇を防ぎ、ナトリウムの排出を促す粗繊維。
便の調子を良くするために、目安として粗繊維が5%~10%のペレットが良いでしょう。
太っているハムスターの場合は10%以上の物がおすすめです。
基本的には、粗たんぱく質、粗脂肪、粗繊維の3つのバランスを見ながらペレットを選ぶことになります。
配合成分
ペレットは、上記の栄養素を基本として、他の栄養が添加されています。
配合成分は商品によって異なるため、以下の栄養が添加された物が良いでしょう。
ビタミン類
ビタミンAやビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの各種ビタミンが配合されたものがあります。
ビタミン類は肌や毛並みを良くする上で重要です。
ミネラル類
カルシウムやリン、マンガン、鉄、亜鉛、葉酸などのミネラル類も配合されたものが良いでしょう。
体の成長や健康維持に欠かせない成分です。
このように、ビタミン類とミネラル類が豊富に添加されたペレットがおすすめです。
ペレットの量は何粒?頻度は?
ペレットは毎日ハムスターに与える主食になります。ではどのくらいの量を与えればよいのでしょうか?
ペレットの適量
ペレットの量はハムスターの体重の5%~10%です。
50gのジャンガリアンであれば2.5g~5g、100gのゴールデンなら5g~10gです。
ペレットは量りで重さを量ってから与えるようにしましょう。慣れてくると感覚だけで適量が分かるようになります。
ペレットを与える頻度
一日に1回、又は2回に分けてペレットを与えます。
こまめにお世話ができる人は2回、忙しい方は1回で良いでしょう。
ペレットは何粒が良いか?
ペレットは何粒が良いか?というご質問をよく頂戴しますが、ペレットの種類とハムスターの種類によってまちまちです。
一粒が大きいゴールデン用のペレットもあれば、非常に小さいドワーフ用のペレットもあります。
7個で1gのペレットもあれば、1個で1gのペレットもあります。
そのため、最適な個数を明示することは難しいです。慣れるまでは量りで計測して与えるようにしてください。
ペレットの選び方
ペレットは様々な種類があります。具体的なおすすめランキングを見ていく前に、ペレットの選び方のポイントを確認しましょう。
ミックスタイプはダメ
大前提として、ペレットと他の食べ物が混ざったミックスタイプはNGです。
特にひまわりの種がミックスされているものがダメで、カロリーや栄養のコントロールができません。
ミックスタイプを与えると餌の選り好みが激しくなり、最悪ペレットを食べてくれないことにもなりかねません。
ミックスタイプをおすすめしている飼育サイトがありますが、何を考えておすすめしているのか私には理解できません。
ミックスタイプはハムスター飼育初心者用の罠ですので、選ばないようにしましょう。
高たんぱく、低脂肪のペレットを選ぶ
私たちがダイエットなどで食べ物に気を使い始めると意識し始めるのがたんぱく質と脂肪です。
これはハムスターも同様で、基本的に高たんぱく質低脂肪のペレットを選ぶと良いでしょう。
ハムスターは太りやすく痩せにくい生き物で、死因の多くは肥満からの合併症です。
太りにくいペレットをメインに選んでください。
健康なハムスターはハードタイプがおすすめ
ペレットには硬いハードタイプと柔らかいソフトタイプがあります。
ハムスターの歯は徐々に伸びるため、歯の伸びすぎ防止を兼ねて、健康なハムスターであればハードタイプペレットがおすすめです。
後述しますが、私もハードタイプペレットを愛用しています。
幼齢、高齢、病気のハムスターはソフトタイプがおすすめ
ハードタイプのペレットが硬すぎて食べづらそうにしている場合、ソフトタイプがおすすめです。
特に子供ハムスターや高齢ハムスター、病気で元気がないハムスターには柔らかく小さいペレットが良いでしょう。
賞味期限が長く、チャック付きの物を選ぶ
ペレットが長く保存できるように、密閉できるチャック付きか、袋で小分けされたものを選びましょう。
また、賞味期限が長めに設定されたペレットの方が日持ちするためおすすめです。
ハムスターのペレットおすすめランキング5選
では実際に私が使用しているペレットをご紹介します。
基本的には1位と2位のペレットを使っています。特別な事情がある時は3位以下です。
1位 ハムスターフードHARD TYPE (フィード・ワン)
私が長年愛用しているフィード・ワンのハムスターフードHARD TYPEです。
ハムスターフードHARD TYPEのおすすめポイント
歯に良い硬さ
まずは歯に良い硬さという点があげられます。歯や爪の伸びすぎはハムスターの怪我の元なので、日ごろから気を付けておいた方が良いです。
パッケージにまで「歯に良い硬さ」と書いてあります。さすがフィード・ワン、分かってますね。
植物エキスで糞尿の臭いを軽減
植物エキスが配合されており、糞尿の臭いを軽減してくれます。ハムスターが臭う場合、ほとんどの原因がおしっこです。
臭い対策までしてくれるなんて嬉しみが深いです。
三栄養素のバランスが良い
粗たんぱく質23%以上、粗脂肪3%以上、粗繊維5%以下とバランスが良いです。
特にたんぱく質が他の商品に比べて高く、粗脂肪が低くなっています。粗繊維を加えたヘルシータイプのペレットではありませんが、健康なハムスターであればこのバランスで良いでしょう。
圧倒的コスパの良さ
このペレットの特徴が、圧倒的にコストパフォーマンスが良いということです。
このハムスターフード、なんと1kgで400円~600円です。1kgという圧倒的重量を、ワンコインでもたらしてくれます。
もうこれで良い!!いや、これが良い!!文句なくNO1としておすすめしたいペレットです。
大きすぎる、硬すぎる場合は
このハムスターフードHARD TYPE、一粒一粒が圧倒的な大きさと硬さがあります。
そのため、他の飼育サイトではゴールデン用としておすすめと紹介されることがほとんどです。
私はジャンガリアンにもこのペレットを長年使用しており、問題なく食べてくれています。
ただし、ハムスターにも性格や嗜好があるので、絶対に食べてくれるという保証はできません。
もし大きすぎてうまく食べてくれてない場合は、砕くかお湯でふやかすか、もしくは2位のペレットを使用してみてください。
2位 ハムスターフード ヘルシープレミアム(フィード・ワン)
同じくフィード・ワンから発売されているヘルシープレミアム。HARD TYPEよりも小粒でヘルシーさがポイントです。
ハムスターフード ヘルシープレミアムのおすすめポイント
小粒なハードタイプ
歯に良いハードタイプでありながら小粒です。ジャンガリアンやロボロフスキーにも適したサイズになっています。
ビール酵母配合
お腹にやさしいようにビール酵母が添加されています。お腹の調子が悪いハムスターにもおすすめです。
ウコン・DHA・EPA配合
配合としては珍しく、ウコン・DHA・EPAが含まれています。毛並みや健康維持に良いでしょう。
太りづらいヘルシータイプ
粗繊維が高く12%以下となっており、肥満になりづらい成分になっていることが分かります。粗たんぱく質が18%、粗脂肪が5%と他の栄養もバランスが良いです。
消臭成分入り
HARD TYPEと同様に、消臭成分が入っています。これもおすすめポイントです。
3位 ハムスターセレクション(イースター)
ソフトタイプでおすすめなのがハムスターセレクションです。
非常に人気が高く、ペットショップでも使用している所が多いペレットになります。
ソフトタイプが良いという方は、ハムスターセレクションを中心に選んでみることをおすすめします。
ハムスターセレクションのおすすめポイント
幼児・高齢・病気の場合におすすめのソフトタイプ
餌が柔らかいソフトタイプのため食べやすく、食いつきが良いと評判です。
ハードタイプに難があるハムスターには最適と言えるでしょう。
栄養のバランスが良い
粗たんぱく質:16.0%以上、粗脂肪:6.0%以上、粗繊維:6.0%以下と栄養のバランスが良いです。
脂肪がやや高めですが、肥満ハムスターでなければ問題ない範囲です。
乳酸菌配合
乳酸菌を配合することで、お腹の調子を整えてくれます。
オオバコ、タンポポエキス入り
オオバコとタンポポの粉末入れることで、尿の臭いを軽減しています。
ハムスターセレクションプロもある
栄養が更に添加されたプロバージョンもあります。プロメンテナンスとプロパフォーマンスです。
更に栄養を追加したい場合は、プロも選択肢として検討してみてください。
4位 ハムスタープレミアムフード ゴールデン専用(ジェックス)
ゴールデンのソフトタイプを選びたい方は、ジェックスのハムスタープレミアムフード ゴールデン専用がおすすめです。
ハムスタープレミアムフード ゴールデン専用のおすすめポイント
ゴールデン用に調整された大きさ
柔らかいソフトタイプでありながら、ゴールデンに適したサイズの大きさになっています。
食べ応えがあるからか、食いつきも良いと評判です。
RNAヌクレオチド配合
母乳成分であるRNAヌクレオチドが配合されており、健康維持に役立ちます。
低脂肪
粗タンパク質:16.5%以上 粗脂質:2.0%以上 粗繊維:4.0%以下となっており、特に脂質が圧倒的に低く太りづらいことが分かります。
持ちやすい粒形状
ハムスターが手で持って食べやすいサイコロ型の形状をしています。
5位 ハムスタープレミアムフード ドワーフ専用(ジェックス)
ジェックスから発売されているハムスタープレミアムフードですが、ドワーフ用の物もあります。
ハムスタープレミアムフード ドワーフ専用のおすすめポイント
ドワーフ用に調整された大きさ
小型のドワーフ専用に調整されたサイズのため、ゴールデンと併用のエサと違い非常に小さく食べやすいサイズです。
ロボロフスキーやジャンガリアンにおすすめのソフトタイプペレットです。
RNAヌクレオチド配合
ゴールデン用と同様に、RNAヌクレオチド配合が配合されています。
高たんぱく質、低脂肪
粗タンパク質:19.0%以上、粗脂肪:2.5%以上、粗繊維:4.0%以下となっており、ゴールデン用と比較して高たんぱく質になっていることが分かります。
ハムスターのペレットのまとめ
いかがでしたか?今回はハムスターのペレットについて見てきました!!
今回のまとめです
1:ペレットの栄養は、粗タンパク質:15%以上、粗脂質:5%前後 粗繊維:5%~10%がおすすめ
2:ビタミン類やミネラル類が添加されているとなお良い
3:ペレットの適量は、体重の5%~10%になるよう量って与える。慣れるまでは何粒と決めつけない
4:ペレットは一日に1回~2回与える
5:1位はハムスターフードHARD TYPE (フィード・ワン)
6:2位はハムスターフード ヘルシープレミアム(フィード・ワン)
7:3位はハムスターセレクション(イースター)
8:4位はハムスタープレミアムフード ゴールデン専用(ジェックス)
9:5位ハムスタープレミアムフード ドワーフ専用(ジェックス)
以上です!!また次回の更新でお会いしましょう!!