ハムスターがうんちを食べる2つの理由!フンを投げる原因と対処法

うんちをするハムスター

【この記事の監修・執筆】
ハムスター友の会(2006年の発足から20年以上の飼育実績を持ち、Xフォロワー1万人越え。NHK BSプレミアム「偉人たちの健康診断」映像提供・飼育実績あり)

「えっ!うちの子がうんちを食べてる…!?」

「ケージの外にフンが飛んできたんだけど、これってストレス?」

初めてハムスターを飼った方が必ずと言っていいほど驚くのが、この「うんちを食べる」「フンを口から飛ばす」という行動です。

「エサが足りないのかな?」「病気や異常行動だったらどうしよう…」と心配になってお医者さんに連れて行こうとする飼い主さんも少なくありません。

今回は、ハムスターがうんちを食べる「2つの理由」と、フンを投げる原因、そして飼い主さんが知っておくべき「たった1つの注意点(頬袋のチェック)」について、わかりやすく解説します。

【この記事の結論】

・うんちを食べる理由:生きるために必要な「栄養補給(盲腸糞)」や、赤ちゃんが免疫を受け継ぐための「離乳食」です。病気ではなく正常な習性なので、絶対に止めないでください。

・フンを投げる理由:深い意味はなく、退屈しのぎの「ただの遊び(ストレス解消)」です。温かく見守って問題ありません。

・唯一の注意点:うんちを「頬袋(ほおぶくろ)」に入れたまま放置していると、中で腐って病気(頬袋炎)になるリスクがあります。日頃から頬袋がパンパンのままになっていないかだけチェックしてあげましょう。

では具体的にうんちを食べる理由を解説します。

1ハムスターがうんちを食べる2つの理由(食糞行動)

うんちを食べるハムスター

こちらの画像は、私のペット五十鈴ちゃんがまさにうんちを食べる瞬間の画像です。当時知識のなかった私はとてもびっくりしました。

ハムスターが自分のうんちを食べる行動を「食糞行動(しょくふんこうどう)」と呼びます。 ハムスターだけでなく、ウサギや犬などにも見られる一般的な動物の習性です。 特にジャンガリアンハムスターに多く見られます。

ハムスターがうんちを食べるのには、生きていく上でとても重要な「2つの理由」があります。

一度で吸収しきれなかった「栄養(食物繊維)」を摂るため

ハムスターは、普通のカチカチのうんちとは別に、「盲腸糞(もうちょうふん)」という柔らかいうんちをします。通常のフンより柔らかいため、肛門に口を近づけて直接食べます。まさに先ほどの画像の通りです。

これはエサに含まれる食物繊維を盲腸でじっくり分解したもので、ビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養がたっぷり詰まっています。

一度のご飯では吸収しきれなかった栄養を、この「盲腸糞」をもう一度食べる(リサイクルする)ことで、効率よく体に吸収しているのです。

エサが足りていても必ず行う行動なので、絶対に無理に止めさせてはいけません(止めると栄養不足やストレスの原因になります)。

赤ちゃんにとっては命を繋ぐ「離乳食」

子どものハムスターが成長する大切な時期、お母さんの盲腸糞を離乳食代わりに食べます。

お母さんのうんちを食べることで、栄養だけでなく、病気から身を守るための「免疫」や「抗体」をしっかり受け継いでいるのです。

ハムスター用の市販の離乳食がないのは、この「お母さんのうんち」が最高の離乳食になっているからなんですね。

2フンを口から飛ばす・投げる原因

うんちを飛ばすハムスター

↑フンを投げる瞬間の画像

「ケージの隙間からポイポイうんちを投げてくる!」というお悩みもよく聞きます。

口に含んで「ぴょいっ」と飛ばす姿を見ると驚きますが、この理由はとてもシンプル。ズバリ、退屈しのぎの「おもちゃ(遊び)」です!

人間の子どもが「うんこ漢字ドリル」を大好きなように、ハムスターにとってもうんちは身近で楽しいおもちゃ。口に含んで飛ばして遊ぶことで、上手にストレスを解消しています。

部屋が汚れて困るときの対策

ハムスターの普通のうんちは、コロコロと固くて乾燥しており、ニオイもほとんどありません。そのため都度神経質に片付ける必要はありませんが、ケージの外に飛ばされると困りますよね。

そんな時は、ケージ内の特定の「一箇所」にうんちを集めてみてください。「ここはあなたの遊び場だよ」と教えてあげることで、次第にその場所だけで遊んだり、そこでうんちをするように誘導することができます。

3【重要】飼い主が注意すべき「たった1つのリスク」

上記のような理由でハムスターはうんちを食べたりフンを飛ばしたりしますが、健康に害はないので基本的には暖かく見守るだけで大丈夫です。

ただし1点だけ、命に関わる重要な注意点があります。それは、「頬袋(ほおぶくろ)の中に、うんちが溜まったままになっていないか」です。

ハムスターの頬袋の中は、体温が高く水分も多いため、非常に蒸れやすい環境です。

エサやうんちを何日も入れっぱなしにしていると、中でうんちが腐敗し、「頬袋炎(ほおぶくろえん)」という深刻な炎症を起こしてしまう原因になります。

ここをチェック!

・スキンシップの際に、頬袋を優しく触って確認してみる
・ずっと左右どちらかの顔が膨らんだままになっていないか確認する
・口のあたりから変なニオイ(異臭)がしないか確認する

もし頬袋にずっと何かが入っている状態が続いたり、少しでも様子がおかしいと感じたら、すぐに動物病院の先生に診てもらいましょう。

おまけ:うんちを食べる・フンを投げる動画

たまたま撮っていた動画で食糞する瞬間を捉えた映像があるので、どうぞご覧ください!

ハムスター☆かわいい毛繕い♪(ジャンガリアンおもしろ動画)
↓画像をクリックすると動画が再生されます!
poop-movie

まとめ

いかがでしたか?今回はハムスターがうんちを食べる理由と対処法について書きました!

忙しい人のためのまとめです!!
1:食糞行動は病気ではない
2:食糞行動は栄養摂取のため
3:離乳食にもなる
4:食糞行動は止めない。ただし、頬袋に注意!

以上です!!次回はハムスターの歯を切る・カットする方法!過長歯と不正咬合の原因は?です!お楽しみに!

【免責事項】
本記事で提供する情報は一般的な飼育知識の共有を目的としており、特定の個体に対する診断や治療を保証するものではありません。
愛ハムスターの健康状態に異変を感じた場合は、速やかに専門の動物病院を受診してください。

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