ハムスターの爪切りは必要?伸びすぎた時の対策と安全な爪とぎ方法5選

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【この記事の監修・執筆】 ハムスター友の会(2006年の発足から20年以上の飼育実績を持ち、Xフォロワー1万人越え。NHK BSプレミアム「偉人たちの健康診断」映像提供・飼育実績あり)

今回のアイキャッチ画像はTwitterのフォロワーさんから頂いたものです。とても可愛いハムスターですが、気になる点がです。かなり長く生えています。

ハムスターの爪も人間と同様、時間の経過と共に伸びてきます。この爪、定期的に切ったほうが良いのでしょうか?

結論から言うと、ハムスターの爪は定期的に切る必要はありません。ただし、ハムスター自身が危険な状態の場合は対処が必要です。

この記事の結論

忙しい人のためのこの記事の結論です。

・正しい飼育環境であれば爪は自然に磨り減るため、定期的に切る必要はない。
・ただし、ハムスターにとって危険な場合は爪を切る必要がある。
・正しい飼育環境を整える。(自然と爪がすり減る環境を作る)
・爪を切る判断基準をと見分け方を知る。
・正しい方法で爪を切る。一番安全な方法は獣医さんに切ってもらうこと。

では具体的な爪の整え方について詳しく解説します。

ハムスターの爪が伸びすぎている基準と見分け方

まずはハムスターの爪が伸びすぎているかどうかを見極めましょう。

ハムスターの爪は定期的に切る必要はない

人間と違い、ハムスターの爪は定期的に切る必要はありません。ハムスターは日常生活の中で爪が様々な物に接触するため、自然に適切な長さにすり減るためです。

回し車で走ったり、床を掘ったり、砂場で遊んだりする時に自然とすり減ります。

ただし、環境が整っていない場合、爪が長く伸びすぎることも稀にあります。

「つの字(鉤爪が伸びすぎ)」になったら要注意

爪があまりにも伸びていて、ハムスター自身が危険な時は爪を整える必要があります。顔をクシクシしたりするとき、爪が伸びすぎていると非常に危険です。

ハムスターの爪は元々鉤爪です。先が曲がっており、引っ掛けるのに適した爪になっています。土を掘ったり、壁を登ったりするのに便利な形状です。

手を横から見たとき、爪が「つの字」のようになっていると、伸び過ぎだと思われます。こんな感じですね。
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下から2番目の爪が分かりやすいですね。鍵爪ですので、長くなると先っぽが自分に向きます。こういう場合は対処が必要です。

ただし、ほとんどの場合はここまで爪は伸びませんので、気になっていても実際には切らないで済む場合がほとんどです。

高齢(シニア)のハムスターは爪が伸びやすい

老後のハムスターはだんだん爪が固くなります。人間もそうですが、代謝が落ちてくるからです。

また、老後のハムスターは運動量が落ちるため、爪の減りも少なくなります。そのため、老後のハムスターの場合、若い頃よりも爪が伸びてしまう可能性があります。

【重要】爪を切る前に!自然に爪が削れる飼育環境の作り方5選

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前述の通り、爪を切る必要は本来ありませんが、こちらの記事をご覧になっている方は、ハムスターの爪が気になっている方が大半でしょう。

まずは、爪を切らなくならなければいけなくなった、ということ自体が問題です。爪を切る前に、飼育環境を見直しましょう。多少爪が長い程度であれば、飼育環境を正すことで正常な長さに調整できます。

正しい飼育環境とは、自然に爪が磨り減る環境です。いくつか方法があります。

1:砂浴びの設置(一番おすすめ)

一番おすすめの爪対策は砂浴びです。ハムスターのお風呂でも書きましたが、非常に効果があります。

ほとんどの方の場合、トイレを設置し砂を敷いてあると思います。砂が敷いてあると、だいたいのハムスターは嬉しくて掘り始めます。それはもう一生懸命飽きるまで掘ります。

その際に爪が地面に接触し、自然に爪が擦り減ります。通常置いてあるトイレだけではなく、素焼き製の陶器を用意して、砂浴び場・砂風呂を設置するとなお良いでしょう。かなりおすすめです。

2:素焼きハウス・陶器グッズの活用

爪が削れ安く安全なグッズとして、素焼き製の陶器があります。素焼きの陶器はハムスターが乗っても安全で、形状も丸く、硬度もあるため、爪とぎにはもってこいのアイテムです。

私も使っています。これです。youtubeの動画にも映ってますが、昔からの愛用品です。
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ただしこちらはサイズがそこまで大きくないので、ドワーフ用として考えてください。

私の場合は見た目も可愛く巣作りがしやすいどんぐり状の底なしタイプを使っていますが、底がある種類もあります。こちらです。

爪が気になる!!という方は、底ありの素焼きハウスを検討してみてください。

3:床材を厚めに敷いて掘らせる

床材をきちんと敷いていれば、床材を掘ってもぐって遊ぶため、この際も同様に地面に爪が当たって自然と削れます。

床材を敷いていない、または古くて固くなってしまっている場合、厚めに床材を敷きましょう。

4:回し車の設置

回し車で運動する際、プラスチック部分に爪が当たり自然とすり減ります。ほとんどの方は設置していると思いますが、置いていない方は必ず設置してください。

5:市販の爪とぎグッズ

確実に使ってくれるという保証はありませんが、木製の爪とぎグッズも販売されています。これです。

こちらもハムスターが自然に引っ掻くためのグッズとなっており、自分で切る物ではありません。

素焼きの砂浴び場やハウスほど効果はありませんが、予防として設置するのも良いでしょう。ただし、使ってくれるかはハムスターの性格と気分次第です。

上記の5つをケージ内に置くと、爪が自然に磨り減る環境が整います。ハムスターの爪が気になる方は、まずはこの5つを整えてみてください。

どうしても爪切りが必要な場合は「動物病院」へ相談が鉄則

まず大前提として、爪を切るのは個人では行わず、獣医に相談しましょう。爪を切る必要があるかどうかは、けっこう判断が難しいです。

先ほども書きましたが、実際獣医に見せたら爪を切らなくて大丈夫と言われるケースが多々あります。

獣医に見せた結果爪を切ったほうが良いという診断であれば、爪を切ってもらいましょう。

獣医さんにお願いした場合の費用

500円~1000円程度で爪をカットしてもらえます。また、獣医の指導のもと爪切りを学んだ場合、その後はご自宅で爪切りを行っても良いと思います。

その場合は、獣医からの指導に従ってください。あくまでも自己流でやるのが危険というだけで、適切な指導のもとであれば、自分で切っても問題ありません。

個人での爪切りを推奨しない理由(血管の切断・裂傷のリスク)

個人での爪切りには以下のリスクがあります。そのため、ハムスター友の会としてはあまりおすすめしてはいません。
・血管の切断
ハムスターの爪には血管が通っているため、適切な範囲を超えて爪切りをすると血管を切断し、出血をする場合があります。
・裂傷
爪を切る際は、指に傷をつける可能性があるため、必ず1本1本別々に切るようにしましょう。まとめて切ろうとすると誤って裂傷する場合があります。

緊急で自宅で爪切りを行う場合の正しい手順と注意点

獣医が周りにいない、又は緊急で爪を切りたい場合、あまりおすすめしませんが、自分で切ることも一応技術的には可能です。ただし、以下の内容に注意してください。

人間用の爪切りではなく、小型ニッパー・ペット用爪切りを用意する

使用する道具は人間用の爪切りではなく、小型ニッパーの方が取り扱いが容易です。

また小動物ようの爪切りもあるので、どうしても自分で切りたい場合はそちらの使用も検討してみてください。

爪の血管を確認し、先端のカギ状の部分だけを切る

ハムスターの爪には血管が通っているため、必ず爪部分を光にすかして血管を確認し、その二倍以上は長さを保つようにしてください。

カギ状に丸まってしまった爪の先端部分を切る程度で十分です。先ほどの画像で言えば、この程度でしょう。
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ハムスターの爪が自分を向いてしまった丸まった部分をカットすれば十分です。短く切りすぎると出血につながり危険ですので注意してください。

万が一の出血に備えた「止血対策」

誤って血管を切ると出血が発生し、満足に歩けなくなります。

ペットの爪切り用の道具として止血剤があります。犬猫用が一般的ですが、小動物用もあるので万が一のことを考えて準備しておきましょう。

使用方法は止血剤によって異なるので、商品の使用方法を事前に確認してください。

おまけのコラム:誤った爪とぎ方法

ここまで読まれた方は、ハムスターの爪切りについて十分知識がついたと思います。最後におまけとして、誤った爪切り方法についてまとめます。

1:紙やすりはNG

他のサイトで紹介されている爪とぎ方法で、紙やすりを回し車につけるというものがあります。回し車を回す際に爪とぎが出来て一石二鳥!というわけです。手間もお金もかかりません。

ですが、この方法は完全に誤りです絶対に真似しないでください。容易に想像できると思いますが、紙ヤスリによって足の裏やお腹が擦り剥ける場合があります。

ハムスターは人間ほど丈夫ではありません。ちょっとした傷が原因で、あっという間に死に至ります。

夜行性のハムスターは、毎日夜中に1km以上の距離を走り回ります。紙やすりの上でそんな距離を走ったら、どうなるかは火を見るよりも明らかでしょう。

目が粗くなければ大丈夫という意見もありますが、もはや突っ込みどころが多すぎて、むしろなぜこの方法を試そうとするのか、私には全く理解できません。

紙やすりを使う方法は他にもありますが、基本的にはどれもおすすめしません。危険ですのでやめましょう。良かれと思ってやっているのでしょうが、虐待に近い行為です。

洗濯ネットはNG

爪切りを行う際に洗濯ネットを使う方法もあります。爪だけをネットを通して出して切る方法です。

確かに何もしない状態より切りやすくなりますが、ハムスターが嫌がって暴れた際に爪が折れたり剥がれたりするリスクがあります。

まとめ

いかがでしたか?ハムスターと爪の管理について見ていきました。

今回のまとめです!!
・ハムスターの爪を日常的に切る必要はない
・正しい環境作りが大事
・爪研ぎは素焼きの陶器+砂がおすすめ
・爪が気になる場合はまず獣医へ
・自分で切る前に、獣医の意見を聞く
・自分で切りたい場合は、血管の倍ほどの長さを保ちつつ、鍵爪の先端部分のみ切る

以上です!!

また次回の記事でお会いしましょう!!

【免責事項】
本記事で提供する情報は一般的な飼育知識の共有を目的としており、特定の個体に対する診断や治療を保証するものではありません。
愛ハムスターの健康状態に異変を感じた場合は、速やかに専門の動物病院を受診してください。

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