【この記事の監修・執筆】
ハムスター友の会(2006年の発足から20年以上の飼育実績を持ち、Xフォロワー1万人越え。NHK BSプレミアム「偉人たちの健康診断」映像提供・飼育実績あり)
twitterのフォロワーさんから、こんなメッセージをいただきました。
「2年7ヶ月飼っていたジャンガリアンが先日亡くなりました。とても長生きした利口な子でした。とても悲しいですが、きちんと弔いたいと思います。」
お悔やみ申し上げます、と返事をしたのですが、ここでふと疑問を感じました。ハムスターが死んだ時、皆さんはどうしているのだろうか?
もしかしたら、どうしたらいいか迷われている方も多いのではないか?と感じたのです。
そこで今回は、ハムスターが死んだらどうするか、いくつか代表的なパターンを記事にしたいと思います。
埋葬や火葬、プランター層や葬儀の仕方までそれぞれまとめました。私が行っている方法も記載しますので参考になれば幸いです。
ハムスターの供養方法 比較一覧表
代表的な供養方法を表にまとめました。まずはこちらを確認してください。
| 供養方法 | メリット | デメリット・注意点 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| ① プランター葬 | ・庭がなくても自宅で供養できる ・お花を植えて成長を見守れる |
・完全に土に還るまで10〜20年かかる ・陶器製の深い鉢が必要 |
数千円程度 (鉢・土の代金) |
| ② 庭への埋葬 | ・費用がかからない ・自然な形で土に還してあげられる |
・自分の私有地(庭)以外は厳禁 ・穴を深く掘る必要がある |
0円 |
| ③ 自治体への依頼 | ・費用を抑えて公的に引き取ってもらえる ・埋葬場所がない場合も安心 |
・基本的にお骨は返ってこない ・自治体ごとに対応が大きく異なる |
数百円〜数千円程度 |
| ④ ペット葬儀業者 | ・人間と同じように手厚く見送れる ・個別火葬や返骨(お骨上げ)が可能 |
・他の方法に比べて費用がかかる ・信頼できる業者選びが必要 |
数千円〜2万円前後 |
一覧を確認した所で、次に詳細を解説していきます。
本当に死んでる?実は「疑似冬眠」で生きている可能性も

触ってもハムスターが全く身動きをしない場合、死んだものと判断してしまいます。ですが、実はまだハムスターに息があるかもしれません。
下記の状態の場合、ハムスターが死んでいるかを見極めるのは難しいです。
冬場に体が固まっている場合は「疑似冬眠」を疑う
冬場の疑似冬眠時は体も固くなり身動きもほとんどしないため、触ったとしても死んでいると判断してしまうかもしれません。
以下のリストを確認し、本当は無事かどうかを確認しましょう。
- 部屋の温度が10度〜15度以下に下がっていないか確認してください。
- 完全に硬直しているように見えても、ヒゲや手足がわずかにピクピク動くことがあります。
- 死んだとすぐに諦めず、まずは焦らず部屋を温かくして様子を見ましょう。
詳細な判断と起こし方は、ハムスターの疑似冬眠!起こし方・死亡の見分け方・回復時間と原因から確認してください。
貴方のハムスターの目が覚めることを切に願っています。
衰弱時も死んだように見える
死んではいないものの、衰弱している場合も死んでいるように見えます。
ケガ、病気、栄養や水分の失調などで衰弱している場合、身動きはしないものの、わずかに胸が上下している場合があります。
その場合は、自力での蘇生は困難です。一刻も早く病院へ連れて行ってください。
お墓や火葬の準備までに!遺体の正しい安置・保冷方法
お悔やみの方法を模索するまでの間、遺体を保護する必要があります。
ご遺体の傷みを防ぐための正しいケアの手順
- 体をやさしく清める: 湿らせたガーゼやティッシュで、体全体の汚れをやさしく拭き取ります。
- 適切な箱に寝かせる: ハムスターのサイズに合った小さな箱にタオルやティッシュを敷き、遺体をそっと安置します。
- 保冷剤でしっかりと冷やす: 腐敗を防ぐため、お腹や頭の周りにタオルで包んだ保冷剤を置きます。直接肌に触れると結露で体が濡れてしまうため注意してください。
- 部屋の温度を低く保つ: 直射日光を避け、エアコンで室温を20度以下に保つことで、夏場なら1〜2日、冬場なら3〜4日ほどきれいな状態を保てます。
これらの対処をした後、次に解説する供養方法で弔いましょう。
庭がない場合の選択肢「プランター葬」と「庭への埋葬」
ハムスターを弔おうとしておそらく一番最初に思いつくのは、埋葬だと思います。穴を掘って遺体を埋めるという方法です。
大きく分けて2種類の埋葬方法があります。
賃貸やマンションでもできる「プランター葬」の注意点
東京や大阪などの大都市圏では、自分の庭や土地があるというのは稀です。
その場合、多くの飼い主さんが行っている一番簡単でお金もかからない方法は、ベランダなどに置いてあるプランターや植木鉢に埋葬する方法です。プランター葬とも呼ばれています。
お花が咲いたりすると、飼っていたハムスターが転生したような気持ちになり、寂しさを感じつつもどこか暖かな気持ちになります。
プランター葬の注意点は以下の通りです。
- 必ず陶器製の深さ30cm以上の鉢を選びます。プラスチック製は劣化や害虫の侵入リスクがあります。
- 遺体が完全に土に還るまでには10年〜20年ほどの長い年月がかかります。将来引っ越しの予定がある場合などは慎重に選択してください。
プランター葬で失敗しないための「土」と「花」の選び方
プランター葬において重要なのが土と花の選び方です。何となくで選ぶと失敗する原因となります。ポイントは以下の通りです。
- 土の黄金比: 通常の園芸用の土と「腐葉土」を1:1の割合で混ぜて使用します。腐葉土に含まれる微生物が、遺体が自然に還るのを優しく手助けしてくれます。
- 害虫・臭い対策: 遺体の周りに「石灰」を少量撒くか、土の表面にコバエが卵を産み付けにくい「赤玉土」や「化粧石」を敷き詰めると、異臭や虫の発生を劇的に抑えられます。
- 植える花は「一年草」を選ぶ: パンジー、アサガオ、コスモスなどの一年草が最適です。多年草は根が地中深くへ強力に伸びるため、まだ分解されていない遺体を傷つけてしまうリスクを避けられます。
自宅の「お庭」に埋葬する場合の注意点
庭に埋める場合も、いくつか注意点があります。何となくで埋めると、後日トラブルが起きる場合があります。
- 公共の場所(公園や河川敷など)や他人の土地、マンションの共有スペースへの埋葬は法律で禁止されているため、必ず自分の所有地で行いましょう。
- 埋めた場所を忘れないようにしましょう。数年経過すると埋葬した場所を忘れがちです。
- 自治体によっては庭への埋葬を制限している場合があります。一度自治体へ確認をしてから埋めると、トラブルを回避できるでしょう。
自治体に依頼する「公的な火葬・引き取り」

埋葬以外にも火葬する方法もあります。
自治体に依頼する「公的な火葬・引き取り」
ペットが死んだ時、自治体へ連絡すると処理・火葬を行ってくれる場合があります。
- 「自宅に埋める場所がない」「費用を抑えつつ、公的なルートできちんと対応してほしい」という場合は、お住まいの自治体(役所や清掃センター)に依頼して引き取ってもらう方法があります。
- 民間の葬儀業者に比べて非常に安価で引き取ってもらえますが、基本的には他ペットと合同処理されるため、お骨を手元に返してもらうことはできません。
例えば東京都新宿区の場合、管轄の清掃事務所・清掃センターに連絡することで3000円で処理・火葬の対応してくます。(令和8年10月現在:新宿区ホームページに記載されています。)
皆さんがお住まいの自治体のホームページで確認してみてください。
一般業者へ依頼が回る場合も
ちなみに、自治体に依頼するとその自治体から一般の業者へ依頼がまわる場合もあるそうです。
自治体経由の方が葬祭業者よりも値段は安くなっていますが、その分葬祭業者のような手厚いサービスは受けられないと考えてください。
手厚く見送る「ペット葬儀業者」の利用
最も手厚く弔う方法はペット葬儀です。ペット霊園という言葉を聞いたときはありますか?
ペット関連には様々な会社があるため、ペットの火葬を行ってくれるる葬祭業者があります。
ペット葬儀業者のポイント
- 人間と同じように個別火葬や返骨(お骨上げ)を希望する場合は、小動物・ハムスター対応を明言している民間業者に依頼するのが最適です。
- 合同葬、個別葬、立ち会い葬など豊富なプランがあり、ハムスターは体が小さいため他のペットに比べて比較的安価で対応してもらえることが多いです。
- 火葬専用の車があり、家の近くまで来てくれます。ペットの遺体を持参すると、火葬の上お骨を返してくれます。ペットの火葬では一般的な方法の一つです。
- 業者への直接の持ち込みや、火葬と葬儀を同時に行うなど、柔軟な供養を選ぶことができます。
まずは地元のペット葬儀業者を探すところから始めてみてください。
葬儀の違い
火葬だけでなく、葬儀も行う場合、以下の選択肢があります。
- 合同葬:火葬を行った上、ペットの集合墓地に供養されます。お参りができるところもあります。
- 個別葬:火葬を行った上、壺や箱などにお骨を入れて渡してくれます。または、希望により個別の納骨堂へ供養されます。
- 立ち会い葬:人間のお葬式に一番近い形式です。焼く前後に立ち会い、骨を拾い、その後お骨を持ち帰るか、個別に供養するかを選択できます。
葬儀の値段の目安
どのような供養をするかにより値段はピンキリですが、ハムスターの場合、数千~数万円ほどの費用でしょう。
犬や猫に比べサイズが小さいため、それらと比べると値段も安めとなっています。手厚く葬送したいという方は、ペット専用の葬祭業者を検討してはいかがでしょうか?
ハムスターの葬儀に対応しているペット葬儀業者
犬や猫に対応しているペット葬儀がほとんどですが、ハムスター対応を明言している業者は少ないです。
【ペット葬儀110番】
は、ホームページ上でハムスターに対応していることを明言しています。(令和8年10月現在でQ&Aに記載されています。)
運営会社も東証上場企業のため安心です。全国から申し込みできるので、葬儀に迷っている場合は相談してみてください。
以上が主な葬儀の方法です。愛着のあるハムスターをしっかり供養したいという方は、埋葬・火葬だけでなくぜひ葬儀も検討してみてください。
ハムスターが亡くなった際、役所への死亡届は必要?
犬がなくなった場合は自治体への登録抹消手続きが必要ですが、ハムスターの場合は必要でしょうか?答えは不要です。
法律上の手続きは一切不要
ハムスターなどの小動物は役所への死亡届や手続きは一切必要ありません。
手続きに追われる必要はありませんので、安心して最後の大切な時間をゆっくりと一緒に過ごしてあげてください。
悲しい気持ちは我慢しないで
ハムスターが死んでしまった時は、悲しい気持ちを我慢しないようにしましょう。私もハムスターが死んでしまった時は泣きました。
悲しい気持ちを出し切ってから、ありがとうと笑顔でお礼を言ってお別れしてください。それが最適な供養方法だと私は思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はハムスターが死んだ時の対応を見てきました。
今回のまとめです!!
- まずは部屋を暖めて「疑似冬眠」でないか確認する
- 遺体は保冷剤をタオルに包んでお腹や頭の周りを冷やし、20度以下の涼しい部屋で安置する
- 土に埋める場合は必ず自分の私有地で行う
- プランター葬は陶器製の深い鉢を使用し、土の分解を助ける腐葉土を混ぜて花は一年草を選ぶ
- お骨を手元に残したい場合は自治体ではなく民間業者へ依頼する
- 役所への死亡届などの公的な手続きは一切不要
以上です!!
次回はハムスターが夜うるさい時の騒音対策です!!どうぞご覧下さい!
本記事で提供する情報は一般的な飼育知識の共有を目的としており、特定の個体に対する診断や治療を保証するものではありません。
愛ハムスターの健康状態に異変を感じた場合は、速やかに専門の動物病院を受診してください。


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