twitterのフォロワーさんから、こんなメッセージをいただきました。
「2年7ヶ月飼っていたジャンガリアンが先日亡くなりました。とても長生きした利口な子でした。とても悲しいですが、きちんと弔いたいと思います。」
お悔やみ申し上げます、と返事をしたのですが、ここでふと疑問を感じました。
ハムスターが死んだ時、皆さんはどうしているのだろうか?
もしかしたら、どうしたらいいか迷われている方も多いのではないか?と感じたのです。
そこで今回は、ハムスターが死んだらどうするか、いくつか代表的なパターンを記事にしたいと思います。
埋葬や火葬、プランター層や葬儀の仕方までそれぞれまとめました。
私が行っている方法も記載しますので参考になれば幸いです。
本当に死んでる?実はまだ生きているかも
触ってもハムスターが全く身動きをしない場合、死んだものと判断してしまいます。
ですが、実はまだハムスターに息があるかもしれません。
下記の状態の場合、ハムスターが死んでいるかを見極めるのは難しいです。
議事冬眠は死んだように見える
特に冬場の議事冬眠時は体も固くなり身動きもほとんどしないため、触ったとしても死んでいると判断してしまうかもしれません。私も過去にそう感じました。
死亡しているかの判断と起こし方は、ハムスターの疑似冬眠!起こし方・死亡の見分け方・回復時間と原因から確認してください。
貴方のハムスターの目が覚めることを切に願っています。
衰弱時も死んだように見える
死んではいないものの、衰弱している場合も死んでいるように見えます。
ケガ、病気、栄養や水分の失調などで衰弱している場合、身動きはしないものの、わずかに胸が上下している場合があります。
その場合は、自力での蘇生は困難です。一刻も早く病院へ連れて行ってください。
悲しい気持ちを我慢しない
もしハムスターが死んでしまっていた場合は、悲しい気持ちを我慢しないようにしましょう。
私もハムスターが死んでしまった時は泣きました。
悲しい気持ちを出し切ってから、ありがとうとお礼を言ってお別れしてください。
お別れを言った後、下記のいずれかの方法で適切に弔ってあげましょう。
プランター葬と埋葬
ハムスターを弔おうとしておそらく一番最初に思いつくのは、埋葬だと思います。穴を掘って遺体を埋めるという方法です。
大きく分けて2種類の埋葬方法があります。
プランター葬の注意点
東京や大阪などの大都市圏では、自分の庭や土地があるというのは稀です。
私も東京に出てきてからは、ハムスターを埋葬する場所がないのでどうしようかと困ったことがあります。
その場合、多くの飼い主さんが行っている一番簡単でお金もかからない方法は、ベランダなどに置いてあるプランターや植木鉢に埋葬する方法です。プランター葬とも呼ばれています。
お花が咲いたりすると、飼っていたハムスターが転生したような気持ちになり、寂しさを感じつつもどこか暖かな気持ちになります。
プランターのサイズは大きなものを選ぶ
注意点は、植木鉢・プランターのサイズと種類です。植木鉢やプランターが小さすぎる場合、十分に土で覆うことができず、腐乱臭がする場合があります。
また、適切に埋葬できていない場合、害虫や鳥が寄ってくる可能性もあります。
埋めるのであれば、できればサイズの大きい植木鉢・プランターを用意してください。深さは30cmはあるものが良いでしょう。
プランターは変形しないものを選ぶ
プランターは、プラスチックは避けて変形しない陶器製のものにしてください。
陶器製の植木鉢・プランターが用意できたら、臭い・害虫対策として十分に土で覆うようにしてください。
遺体が分解されるまで10年以上かかる
また、遺体が自然に分解されるまでは長い年月がかかります。
10年~20年ほどです。植木鉢・プランターに埋葬する場合、時間がかかることはあらかじめ覚えておきましょう
埋葬時の注意
プランター以外に埋める場合にも注意が必要です。
庭に埋める場合
自宅が持ち家の場合で庭つきの場合、庭に穴を掘って埋葬できます。私も東京に出てくるまでは、死んでしまったハムスターは実家のお庭に埋めてお墓を作っていました。
ハムスターは小柄ですので、他のペットとは違い、きちんと埋葬すれば腐乱臭などはしません。
注意点は、自分の土地に埋めるということ。アパートやマンションで庭が共有部分の場合は、許可なく埋めると問題になる場合があるので気をつけましょう。
また、自治体によっては庭への埋葬を制限している場合があります。一度自治体へ確認をしてから埋めると、トラブルを回避できるでしょう。
公園には埋めない
なお、公園などは公共の土地ですので、勝手にペットの遺体を埋めると罪になる場合があります。自分の土地を利用してください。
ハムスターを火葬する
埋葬以外にも火葬する方法もあります。
自分専用の焼却炉などがあれば別ですが、間違っても自分で遺体を焼かないようにしましょう。
火葬には2つの方法があります。
火葬を自治体に依頼する
ペットが死んだ時、自治体へ連絡すると処理・火葬を行ってくれる場合があります。
例えば東京都新宿区の場合、管轄の清掃事務所・清掃センターに連絡することで3000円で処理・火葬の対応してくれるそうです。(平成30年1月現在:新宿区ホームページに記載されています。)
皆さんがお住まいの自治体のホームページで確認してみてください。
ちなみに、自治体に依頼するとその自治体から一般の業者へ依頼がまわる場合もあるそうです。
自治体経由の方が葬祭業者よりも値段は安くなっていますが、その分葬祭業者のような手厚いサービスは受けられないと考えてください。
なぜならば、後の項目で詳しく書きますが、自治体によってはペットの死骸を一般廃棄物、つまりゴミとして処理をするだけのところがあるためです。その場合、通常のゴミと同様に処理をされます。供養とは程遠い対応です。一般業者を使うか、自治体を使うか、しっかり検討して決めましょう。
火葬を葬祭業者へ依頼する
ペット霊園という言葉を聞いたときはありますか?ペット関連には様々な会社があるため、ペットの火葬を行ってくれるる葬祭業者があります。
火葬車で火葬する
火葬専用の車があり、家の近くまで来てくれます。ペットの遺体を持参すると、火葬の上お骨を返してくれます。
ペットの火葬では一般的な方法の一つです。
火葬だけでなく、葬儀も行いたい場合
火葬車以外に、ペットの遺体を業者へ持参して火葬を行うことも可能です。
また、火葬だけではなく、同時に葬儀を執り行うこともできます。
詳しくは次の項目でみていきましょう。
ハムスターの葬儀を行う
ペット霊園では、葬儀を行うことが可能です。
葬儀にもいくつか選択肢があります。
合同葬
火葬を行った上、ペットの集合墓地に供養されます。お参りができるところもあります。
個別葬
火葬を行った上、壺や箱などにお骨を入れて渡してくれます。または、希望により個別の納骨堂へ供養されます。
お参りができる他、自分の家に持ち帰ることもできるため、自宅で供養することもできます。
立ち会い葬
人間のお葬式に一番近い形式です。焼く前後に立ち会い、骨を拾い、その後お骨を持ち帰るか、個別に供養するかを選択できます。
葬儀の値段の目安
どのような供養をするかにより値段はピンキリですが、ハムスターの場合、数千~数万円ほどの費用でしょう。
犬や猫に比べサイズが小さいため、それらと比べると値段も安めとなっています。手厚く葬送したいという方は、ペット専用の葬祭業者を検討してはいかがでしょうか?
ハムスターの葬儀に対応しているペット葬儀業者
犬や猫に対応しているペット葬儀がほとんどですが、ハムスター対応を明言している業者は少ないです。
【ペット葬儀110番】は、ホームページ上でハムスターに対応していることを明言しています。(Q&Aに記載されています。)
運営会社も東証上場企業のため安心です。
全国から申し込みできるので、葬儀に迷っている場合は相談してみてください。
以上が主な葬儀の方法です。愛着のあるハムスターをしっかり供養したいという方は、埋葬・火葬だけでなくぜひ葬儀も検討してみてください。
ハムスターをゴミとして捨てる
埋めるのも燃やすのもちょっと手間だなあ・・・という方が最後にたどり着く方法が、捨てるという方法です。
ペットの遺体をそのまま捨てるなんて何事だ!!という方も多いと思います。私もそう思います。
ハムスターの寿命は短く、長生きしたとしても2~3年です。とはいえ2~3年も一緒にいれば、愛着も一入でしょう。しっかりと弔ってあげて欲しいと個人的には思います。
とはいえ事情は人様々。ゴミとして捨てたいという方へのアドバイスです。
そもそも捨てて良いの?
先ほど書きましたが、ペットの死骸は一般廃棄物に区分されます。そして、実際にゴミとして捨てても良いかどうかは自治体によります。
区分はどれになるの?
ちなみに、可燃ゴミなのか、生ゴミなのかも自治体により異なる場合があります(生ゴミとしての取り扱いが多いようです)。勝手に捨てるとトラブルの元になる場合がありますので、上の火葬と合わせて、まずは自治体に確認してみるのが良いでしょう。
繰り返しになりますが、個人的には捨てるのではなく、埋葬・火葬をおすすめします。ハムスターをゴミ扱いすること自体に、例え法的に問題がないとしても、供養にはならないと思います。
別記事でも書いてますが、ハムスターは家族も同様です。できれば、きちんと供養してあげてほしいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はハムスターが死んだ時の対応を見てきました。
今回のまとめです!!
・埋葬する時は自分の土地に埋める
・土地がない時は、鉢植え・プランターなどを利用する
・鉢植え・プランターの種類とサイズに注意
・火葬は自分で行わず、業者か自治体へ依頼する
・捨てる前に自治体へ確認する
以上です!!
次回はハムスターが夜うるさい時の騒音対策です!!どうぞご覧下さい!