【この記事の監修・執筆】
ハムスター友の会(NHK BSプレミアム「偉人たちの健康診断」映像提供・飼育実績あり)
【結論】基本は鳴かないハムスターが鳴くのは「感情表現」か「病気・SOS」
犬や猫と違い、ハムスターは日常生活の中で滅多に鳴き声を上げない生き物です。天敵に居場所を知らせないよう、身を隠して静かに暮らす習性があるためです。
しかし、そんなハムスターが声を出すのは「喜怒哀楽の感情が極まったとき」、あるいは「呼吸器系の病気や痛みに苦しんでいるとき(SOS)」のいずれかです。
この記事では、ハムスターの代表的な4種類の鳴き声とそれぞれの理由、そして命に関わる「危険な鳴き声・呼吸音」の見分け方を分かりやすく解説します。
なぜ鳴くの?ハムスターが鳴き声をあげる理由
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猫や犬と違い、ハムスターは日常生活の中で鳴き声をほとんど上げません。
普段ハムスターが鳴かないのは「天敵」から身を守るため
ハムスターはとても弱い生き物です。鳴き声をあげるということは天敵に自分の位置を知らせる行為のため、身を隠すという理由で鳴き声を普段上げない習性があります。
ハムスターが声を出すのは「喜怒哀楽」と「病気・SOS」
猫や犬であれば、嬉しい時や怒った時など様々なシーンで頻繁に鳴き声を上げますが、ハムスターが鳴くのは稀です。
ですが、全く鳴き声を上げ無いという訳ではありません。ハムスターも喜怒哀楽の感情を表す際に、鳴き声をあげる時があります。
また、呼吸器系に異常がある時も、鳴き声を上げやすくなります。
今回の記事では、代表的な鳴き声を4つ上げながら、その時のハムスターの感情と、病気の可能性について見ていきましょう。
「ジージー」「ギギッ」と鳴く理由:怒り・強い警戒・威嚇
ハムスターが「ジッ!」「ジジッ!」「ジージー」または「ギギッ!」「ギー!」と濁った音で鳴くのは、100%「不快な感情(怒り・恐怖・威嚇)」のサインです。
【具体例と原因】
・飼い主に触られて怒っている:スキンシップに慣れていない段階で無理に触ると、多大なストレスになりジージーと怒ります。
・ケージが急に傾いてパニック:掃除や移動でケージを傾けると、恐怖から鳴き声を上げます。
・多頭飼いによるケンカ:ハムスター同士が縄張り争いでケンカをしています。激化すると血を見るため、すぐにケージを分けてください。
・オスメスでの求愛行動:オスハムスターがメスハムスターに求愛する際、嫌がったメスハムスターが鳴き声を上げる場合があります。お見合いにも順序があります。いきなり同じケージに入れるのではなく、徐々に慣らすようにしましょう。
【対処法】
ハムスターがジージー鳴いたときは、「嫌がることをしてしまった」と受け止め、すぐに触るのをやめてそっとしておいてあげましょう。
「キュッキュッ」「キュー」と鳴く理由:喜び・驚き・または気管の病気
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「キュッキュッ」という高い声は、状況によって「嬉しい時」と「驚いた時・やめてほしい時」の正反対の2つの意味を持ちます。
【具体例と原因】
・機嫌が良い(嬉しい):嫌がっている様子がなく、リラックスして「キュッキュッ♪」と軽快に鳴くのは、甘えたい時やご機嫌なサインです。
・驚いた(悲鳴):不意に触られた時などに「キュッ!!」と短く甲高鳴くのは、人間の「キャッ!」にあたる悲鳴です。
・産声:赤ちゃんハムスターは小さくキュッキュと鳴くことが多いです。ジュウジュウと多少こもった声になる時もあります。
病気のチェックポイント
感情と関係なく、「キューキュー」「キーキー」と細長く鳴き続けたり、頻繁に繰り返す場合は、気管・呼吸器系の病気(風邪や肺炎)にかかっている可能性が高いです。
苦しそうにしている場合は、すぐに動物病院を受診してください。
「プスプス」「プップッ」と鳴く理由:興奮状態・アレルギーによる鼻炎
「プスプス」「プップッ」「プププ」という音は、喉からの鳴き声ではなく「鼻を鳴らす音」や「くしゃみ」です。主に生理現象や興奮したときに発せられます。
【具体例と原因】
・運動後の興奮:激しく走り回った後に、興奮して鼻息が荒くなり「プスプス」と音が鳴ることがあります。
・発情期の興奮:メスのハムスターに近づいたオスが、興奮して鼻を鳴らします。
・睡眠中のいびき:人間と同じように、寝ている時に鼻が鳴って「プスプス」といういびきをかく子がいます。
アレルギーに注意
たまにプスプス鳴らす分にはほぼ問題ありません。
ただし、もし起きている間もずっと、四六時中プスプス・クシュクシュと鼻を鳴らしている場合は、ウッドチップ(床材)などに対するアレルギー性鼻炎の可能性があります。
床材を紙製(ペーパーチップ)に変えるなどの対策をし、改善しない場合はお医者さんに見てもらいましょう。
「クックッ」「クツクツ」と鳴く理由:可愛い寝言・または命に関わる肺炎
「クックッ」「ククク」「クツクツ」という、まるで笑っているかのような音は、リラックスしている時の生理現象、もしくは非常に危険な病気のサインという両極端な特徴があります。
【具体例と原因】
・ごく稀に言う「寝言」: 最も多いのは、寝ている時に無意識に出る寝言やお腹の音です。とても可愛いですが、起こさないようそっと見守ってあげてください。
・周囲への警戒・嫌悪: 起きている時にこの音を出す場合は、周りを警戒していたり嫌がったりしているサインです。
【最警戒】毎日クツクツ音がする場合は「肺炎」の危機
もし寝ている時だけでなく、毎日・日常的にクックッ、クツクツと呼吸に合わせて音がしている場合、高確率で肺炎が疑われます。
ハムスターの肺炎は進行が非常に早く、手遅れになると命を落とします。すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
ハムスターの気持ちと鳴き声の種類
ここまで4つの声を具体例をあげながら見てきました。
以上を踏まえて、気持ちごとの鳴き声をまとめてみましょう。
嬉しい時の鳴き声
キュッキュ♪と楽しそうに鳴きます。主に遊んでいる時に発する声です。
怒った時の鳴き声
ジージー、ジッジと鳴きます。濁音で鳴くので、すぐに怒っていると分かります。
威嚇する時の鳴き声
ギー、ギーギーと鳴きます。声だけでなく、威嚇として歯を見せる時もあります。
驚いた時の鳴き声
キュッ!!と短く鳴きます。不意に触られた時に発する声です。
怖がっている時の鳴き声
キー、キーキーと鳴きます。感情が高ぶっているほど鳴き声が高くなります。
寝ている時の鳴き声
クツクツ、クックと鳴きます。主に寝言です。
苦しい時の鳴き声
キュー、キューキューとか細く鳴きます。苦しそうに鳴くので注意が必要です。
興奮している時の鳴き声
プスプス、プップと鳴きます。興奮していて鼻息が荒い状態です。
ハムスターの鳴き声と病気の関係
ここまで鳴き声を見てきましたが、すでにお分かりの通り、鳴き声を頻繁にあげ続けている場合は、呼吸器系全般の病気が疑われます。
キューキューと鳴いている時は呼吸器系に異常あり
キューキューと鳴いている時は、呼吸器系に異常があるかもしれません。
また、病気に苦しんでいる時もキューキューと鳴くときがあります。
あまりにも頻繁に鳴き声を上げている場合は要注意
繰り返しになりますが、ハムスターは基本的に鳴きません。
頻繁に鳴き声を上げる時は異常を早めに察知して、大事になる前に早めの対処をしましょう。
病気の早期発見は、ハムスターの寿命を延ばすことにも繋がります。
まとめ
いかがでしたか?今回はハムスターの鳴き声について見てきました。
今回のまとめです!
1:ハムスターは基本鳴かない
2:ジージーと鳴く時は、怒っている時
3:キュッキュッと鳴く時は、嬉しい時か驚いた時
4:プスプスと鳴く時は、鼻を鳴らしている
5:クックと鳴く時は、寝言かいびき
6:あまりにも頻繁に鳴く場合は病気の可能性あり
以上です!!ハムスターの鳴き声を理解して、楽しくハムスターと触れ合いましょう!
次回はハムスターの肥満とダイエット方法3選です!!どうぞご覧下さい!!