ハムスターの共食いを防ぐ方法!子食いと喧嘩を避ける4つのポイント

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ハムスターは縄張り意識が強く、一部の種類を除き単独飼育が基本です。

多頭飼いをすると喧嘩が始まる確率が高く、最悪の場合共食いが発生します。

ハムスターが共食いをする理由は2つあり、母親の出産時の子食いと縄張り意識による喧嘩です。

共食い後は飼い主にトラウマが残る可能性があるため、必ず防止したいところです。

今回は、ハムスターの共食いを防ぐ方法について詳しく見ていきましょう。

ハムスターが共食いする理由

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ハムスターは雑食ですが、通常共食いをすることはありません。

ミルワームなどの虫も食べますが、普通であればペレットやヒマワリの種など、肉以外の物を食べて暮らします。

ハムスターが共食いする理由は以下の状況に限定されます。

子食いによる共食いの理由

ハムスターが子供を産むとき、母親ハムスターが子供を食べてしまうことがあります。

これは、ハムスターが子供をしっかり育てきるために、弱っている子や人間の臭いのついてしまった子を自分で処理し、子供の数を厳選する習性があるためです。

厳しい自然界で生き抜くために、弱った子や他の動物の臭いがついている子は育てる余裕がないという理由です。

喧嘩による共食いの理由

ハムスターの喧嘩の記事でもかきましたが、ハムスターを多頭飼いすると喧嘩が発生する場合があります。

喧嘩が発展し片方が死んでしまった場合、そのまま死体を捕食する時があります。

ハムスターが喧嘩する理由は、縄張り意識です。ハムスターは野性の頃単独で暮らしており、自分の臭いをマーキングしながら縄張りを見張っています。

縄張りに敵が入ると逃げるか戦うかを選択しますが、同じケージ内に複数のハムスターが居ると逃げることができないため、片方が死ぬまで戦ってしまうのです。

では、これらの共食いを防ぐにはどうすればよいのでしょうか?

ハムスターの喧嘩による共食いを防ぐ方法

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喧嘩によって共食いを防ぐには、まず多頭飼いができる種類がどの種類なのかを知る必要があります。

多頭飼いができるハムスターの種類

 

ハムスターの種類多頭飼いができる or できない
ゴールデンハムスター多頭飼いできない
ジャンガリアンハムスター多頭飼いできない
キャンベルハムスター多頭飼いできない
ロボロフスキーハムスター多頭飼いできる
チャイニーズハムスター多頭飼いできる

上記の表のように、ゴールデン・ジャンガリアン・キャンベルは多頭飼いできません。

ロボロフスキーとチャイニーズハムスターは多頭飼いできると言われています。

多頭飼いができる種類でも性格に注意する

多頭飼いができる種類の場合でも、個体によって性格が異なります。

非常に好戦的な性格の場合、たとえロボロフスキーやチャイニーズでも喧嘩が発生する場合があります。

喧嘩が発生した場合は、原因となっているハムスターを隔離して、単独飼育してください。

ペットショップで多頭飼いをしている理由

ハムスターは多頭飼いができると多くの人が勘違いしていますが、それにはペットショップが起因しています。

ペットショップではゴールデンもジャンガリアンも多頭飼いしている状態で販売されているためです。

ペットショップで販売されているハムスターは生後1か月以下の子供ハムスターです。

生後1か月未満の子供は大人になっておらず、親の保護下にあるため、子供どおしで多少の喧嘩はあっても殺傷しあうほどの縄張り意識はありません。

しかし、生後1か月~2か月を経過すると、高確率で喧嘩しはじめます。

ハムスターが成長したら単独飼育する

ペットショップでハムスターを買ってきたら、単独で飼育することで喧嘩を確実に防ぐことができます。

多頭飼いができない種類の場合、少なくとも生後1か月を超えたらケージを分けるようにしましょう。

多頭飼いができる種類の場合はそのまま同居させても良いですが、喧嘩が発生しないかどうか様子を見て、いつでもケージを分けられる用意をしておいてください。



ハムスターの子食いを防ぐ方法

次はハムスターの子食いを防ぐ方法です。

子供を触らない

生まれたての子供を触ってはいけません。

母親ハムスターは神経質のため、自分以外の臭いがする子供の育児を放棄する場合があります。

育児放棄→弱る→共食いという流れになるため、決して触ってはいけません。

餌と水を十分に与える

出産時にはエネルギーを消耗するため、いつも以上に餌には気を配ってください。

ペレットに加え、チーズひまわりの種ミルワームなどの栄養価の高い餌を用意しましょう。

静かな場所にケージを置く

極力ストレスを与えないように、ケージは静かな場所に置き、刺激しないようにしましょう。

出産以前になついていたハムスターでも、出産直後は飼い主を敵とみなす場合があります。これは子供を守る本能です。

子供が大人になるまでには以前の性格に戻るので、それまでは過度な接触は控えてください。

ケージ内の掃除をしない

出産後の一カ月はケージ内の掃除をしないようにしましょう。

出産後のハムスターは非常にデリケートで神経質です。

ケージの掃除をしてしまうと匂いがなくなり、母親が落ち着かなくなってしまいます。

出産後はできるだけ環境を変えないようにして、刺激を与えないようにしましょう。

弱っている・衰弱している子供に注意する

生まれつき体力が低く弱っている子供や衰弱している子供がいないかどうか注意しましょう。

母親ハムスターは、弱っている子や衰弱している子の育児を放棄する場合があり、最悪の場合弱っている子供を子食いをします。

もし赤ちゃんの中で体が特に小さく、弱っている子供がいる場合は、子食いが起きないかどうか注視して育児放棄をさせないようにしましょう。

父親を別のケージに分ける

父親ハムスターは、自分の子供を敵だと認識する場合があります。

敵だとみなした場合、大人と子供のため喧嘩にすらならず、すぐに子供を食殺してしまいます。

出産後、父親ハムスターは別ケージに移すようにしてください。

もし共食いが発生したら

喧嘩の共食いは単独飼育をすることで確実に防ぐことができますが、子食いは防ぐのが難しく、対策をしても発生する場合があります。

産まれてくる子供が弱い場合があるため、どうしても発生する確率をゼロにすることはできません。

ハムスターの飼育を放棄しない

共食いが発生した場合、多くの飼い主の方は、共食いしたハムスターの飼育を放棄しがちです。

これまで可愛かったハムスターが怖い動物に見え、以前のようにお世話ができなくなるためです。

ただし、ここで飼育を放棄すると、餌不足からさらなる共食いが発生します。飼育を放棄してはいけません。

ここまで読んだ方は、共食いはハムスターの習性であるということが理解できているはずです。

ハムスター自体は悪くない、習性に基づくもので仕方がないと判断して、ハムスター自体を責めないであげてください。

骨を処理する

共食い後、骨が残されている場合があります。

骨はケージから取り除き、適切に処理してください。

ハムスターが死んだらの記事で、死体の処理方法をまとめています。

グロテスクな光景は忘れる

もしケージ内がひどい状態だったら、すぐに掃除し、いったんその光景は忘れましょう。

掃除をする際は思考停止をして機械的に処理したほうがトラウマになりずらいです。

苦手な方は、得意な方やハムスターに無関心の方に掃除をお願いするようにしましょう。

トラウマを克服する

私が過去にハムスターの共食いを見たとき、夢に出た時があります。それはそれは恐ろしい夢でした。

共食いのトラウマからハムスターをそれ以降飼わなくなる方もいます。

トラウマは時間をかけて癒す必要があります。焦る必要はありません。

もし共食いがトラウマになってしまった場合は、ハムスターを見ても恐怖しなくなった時がいずれきたら、また飼い始めてみてください。

まとめ

いかがでしたか?今回はハムスターの共食いについてみてきました。

今回のまとめです!!

1:共食いの理由は喧嘩と子食い。
2:喧嘩の場合は多頭飼いを避ける。
3:子食いの場合は餌を与えストレスを与えない。
4:共食いが発生した場合は、すぐに処理をする。
5:トラウマは時が癒してくれる。

以上です!!また次回の記事でお会いしましょう!!

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