ハムスターの散歩のさせ方!時間・必要性と6つの安全確認(動画付)

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公園などに行くと、ペットを連れて散歩をしている人を見かけます。

散歩をすることによって、ペットとコミュニケーションが取れるだけでなく、肥満防止やストレス解消に繋がります。特に犬は散歩が欠かせません。

では、ハムスターに散歩は必要なのでしょうか?

飼育書や飼育サイトを調べると分かるのですが、実はハムスターのお散歩の必要性については意見が割れています。必要であるという人もいれば、不必要であるという方もいます。

もしかすると、ここにたどり着いた貴方も、ハムスターを散歩させるべきか迷っているのではないでしょうか?

私の結論は、ハムスターの種類と性格によって散歩の必要性が異なるということです。もちろん外での散歩ではなく、室内の散歩(通称:部屋んぽ)が前提です。

そして、もし散歩をさせる時は、事前にしっかりとした準備が必要です。

今回はハムスターの散歩について詳しく見ていきましょう。




ハムスターが散歩をする意味

人間が散歩をする場合は、ストレス解消や運動が目的のことが大半です。気晴らし、気分転換にも良いでしょう。しかし、ハムスターにとって散歩は命がけです。

ハムスターがケージ内・ケージ外を歩き回る目的は、縄張りの安全を確認するためです。

ケージ内の縄張り確認

ハムスターの喧嘩でも書きましたが、ハムスターはとても臆病で弱い生き物です。

そのため縄張り意識が強く、自分の縄張りが安全かどうか毎日毎晩歩き回って確認をしています。

夜中にケージ内をただ歩き回っているように見えますが、あれはパトロールをしています。

いつもの位置にいつものものがあるか、外敵の侵入はないか、異常はないかなどを確認し、安心を得ているのです。さながら警察官のように、治安維持に努めているのです。

ケージ外の縄張り確認

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ケージ内の確認が終わると、リラックスしたり自分の小屋に戻ったり、いつもの生活に戻ります。

ただし、生活に次第に慣れてくると、ケージの外が気になり始めます。このタイミングが重要です。

ハムスターはとても目の悪い生き物ですが、その分耳と鼻が良いため、風の通り方や音の反響から、ケージの外の部屋構造もある程度把握しています。

ハムスターが野生だった頃の縄張りの範囲は、数m〜十数m四方の範囲だったそうです。部屋で換算すると10畳〜30畳程度でしょうか。とても広いことが分かります。

ケージの中は安全だけど、果たしてケージの外は安全なのだろうか?という状態にハムスターが陥るところまでは、散歩賛成派と反対派の共通見解です。

さて、ではこの状態になったハムスターを、外に出すべきか否か。

ここからは、散歩賛成派の意見と反対派の意見をそれぞれ見ていきたいと思います。

散歩のメリット(賛成派の意見・理由)

散歩をすることに賛成している人たちが言うメリットは以下のようなものがあります。

散歩は習性・本能

そもそも縄張り確認はハムスターの習性であり本能であることから、無理に止めるとストレスにつながるという意見があります。

安全かどうか確認したいのであれば、満足するよう確認させるのが正しい飼い方だ!というご意見です。

本能による行動は、私たちが考えている以上に強い欲求です。本能のまま自由に過ごせたら、確かにストレスにはならないかもしれません。

稀な表情・反応が見れる

ケージ内と外では行動範囲、置いてあるものが全く違います。ハムスターにとっては新しいものばかりですので、これまでと違った表情や反応が見れることでしょう。

ペットと一緒に過ごしているという実感もこれ以上に沸きます。一緒に遊びたいという人は、散歩を推奨する人が多いです。

肥満防止

散歩がそのまま運動につながります。ハムスターはkm単位で走り回る生き物ですので、たまには思い切り走らせてあげましょう。

特にゴールデンハムスターは外で走りたがる傾向が強いです。

ストレス解消

安全確認をすることによってストレス軽減につながります。危険かもしれないところにいるよりは、安全なところにいた方がリラックスできるためです。

また、ケージが狭かったり不衛生な場合などもストレスが溜まりやすく、外で発散したがります。

以上が主な賛成派の意見です。なるほど、確かにごもっともな意見が多いですね。ハムスターベテラン勢の意見ですので的を射ています。

よし!じゃあ散歩させよう!という前に、反対派の意見も見てみましょう。

散歩のデメリット(反対派の意見・理由)

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散歩反対派の意見もかなり多いです。極端な例を挙げると、ハムスターの散歩は無意味無価値でデメリットしかないとまで言い切る人もいます。

具体的な意見を見ていきましょう。

散歩は危険

反対意見の大多数を占める理由は、散歩はそもそも危険であるということです。

ハムスターを人間の生活圏に入れるということは、慣れていない方の場合想像以上にイレギュラーなことが起こります。

対策は後述しますが、下記の箇所が危険箇所です。

コンセント

穴があると歯を入れたりする可能性が有ります。コンセントは危険です。

ケーブル・コード類

電化製品に必ずついているケーブル。齧って漏電し、感電死する危険があります。

窓・扉

ハムスターの散歩は室内が鉄則。外へ出られたらほぼ終わりです。戻ってくる可能性・生き残る確率は非常に低くなります。

10年以上前の話ですが、散歩中に網戸を食い破られ、外へ脱走されてお星様になった悲しい記憶があります。非常に危険な箇所です。

家具裏

狭いところが大好きなハムスター。狭ければ狭いほど中に入りたがります。そして、入ったは良いものの出られなくなる時があります。

何よりも厄介なのは、家具裏に行かれると容易に発見できないことです。ハムスターはたった1日でも水と食べ物がないと危険な状態になります。

これも10年ほど前の話ですが、洗面台下へ潜られて、わざわざ洗面台を解体して数時間がかりで救出した経験があります。

高所

ハムスターを散歩に出すと分かるのですが、よじ登ることが楽しいようで、高いところへ登ります。そして降りられなくなります。

特にゴールデンハムスターは腕力も強く、ぐいぐい登ります。私もカーテンをよじ登られ、カーテンレール上へ何度行かれたことか・・・。落下すると死ぬ可能性がある高さです。高所は危険です。

水場

流し台、トイレ、その他水回りに注意が必要です。ハムスターとお風呂の記事でも書きましたが、ハムスターにとって水は危険以外の何物でもありません。

人間

私たち人間自体が危険な箇所です。ハムスターは散歩中、急に姿を消し、そして急に姿を現します。うっかり踏んでしまったとしたら?想像するだけで背筋が寒くなります。

以上が危険な箇所です。体験談も入れて書きましたが、いかがでしょう?想像していたより危そうではありませんか?

怖がる

そもそもハムスターは外が危険で安心かどうかわからないと考えているのだから、わざわざ危険な場所に出す必要はないという意見です。

これは個体差も出るのですが、急に外に出すと、私たちが想像以上に怯えます

私も実体験としてあるのですが、ハムスターが外に興味がない状態でケージ外に出した時、口から物を出して一目散に隅っこへ走って行ッた時があります。

口から物を出すという行為は、かなりの警戒状態です。少しでも身軽にしようと、大切にほっぺにしまっていた餌を捨ててまで走り出す状態です。

いきなり全く知らない場所に放り出されたら、私たち人間でも怯えるでしょう。想像以上のストレスです。

脱走癖がつく

一度散歩に出すと、外で歩くことを覚えてしまい、それまで以上に外へ出たがる傾向があります。脱走癖がつくそうです。

そもそも出す必要がないのであれば、最初から出さなくて良いだろうというご意見です。

家具・服を齧られる

これもハムスター散歩あるあるですが、家具や衣類を食い破られます。

特にソファーやクッション類は絶好の的です。穴を開けられても良いくらいの気構えでいないといけません。

別荘を作られる

散歩に時間をかけすぎると、ハムスターは外の休憩所として別荘を作り始めます。

目安は30分〜1時間。別荘を作るために巣材を調達し、そして餌を集め始めます。別荘が出来上がるとそこを目指すようになるので厄介です。ケージの外は不衛生です。外の別荘はお勧めしません。

トイレをされる

別荘と同様に、散歩が長時間に及ぶとトイレをされます。うんちはまだ良いです。問題はおしっこです。

ハムスターは落ち着いた環境でトイレをするので外でする確率は低いですが、時間が長い場合はそういう訳にはいきません。

もちろんトイレ砂のないところにしますので、カーペットなどにされると清掃が非常に大変です。

以上が主な反対意見です。いかがでしたか?反対意見もごもっともだと思いませんか?

じゃあどうすればいいんだ!!という方もいらっしゃることでしょう。

それでは、私なりの見解と散歩の見極めを次に書いていきます。




散歩の必要性と判断基準

冒頭でも書きましたが、ハムスターの散歩は種類性格によって変わると思っています。必要であれば出しますし、必要がなければ出しません。

なぜか他サイトではどちらかの意見のみ取り上げていますが、私は賛成派の意見も反対派の意見も理解できるため、どちらも頭ごなしに否定するものではないと感じています。

どちらも間違ったことは言っておらず、ケースバイケースでしょう。

そこで、散歩に出すタイミングとその見極めを、参考例として挙げさせていただきます。

種類で散歩の必要性を判断する

外に出たがる傾向は、種類によって変わってきます。

体感ではありますが、ゴールデンハムスター>ジャンガリアン=キャンベル>ロボロフスキーの順で外に出たがります。

特にゴールデンハムスターはその傾向が強く、60cm〜90cm水槽で飼育し、ケージ内環境や置き場所を完璧にしても外に出たがる可能性が高いです。

ゴールデンハムスターは体格が大きく、また知能が高くて好奇心旺盛のため、外へ出たがる個体が多い種類であると言えます。

ハムスターを購入する際にあらかじめ頭に入れておきましょう。

ハムスターがケージの外に興味がある

種類で見極めた上で、次はハムスター自身の性格を見ます。

まずはハムスターが外の世界に興味があるかどうかです。外に興味がない状態で外に出しても怯えるだけです。

日頃お世話をしている際、外へ出ようとしている仕草、例えば壁を引っかいていたり、開口部の扉をカリカリしていたり、壁をよじ登ろうとしている場合は、外に興味があります。(又は単純にそのケージが適正環境ではありません。)

ただし、、その個体が極端に臆病な子の場合や環境に慣れていない場合は、外へ出さないほうが賢明です。

例えば、ほんの少しの音や振動でビクッ!と動揺する子は、外に出すのは早いでしょう。

ハムスターが自分で出てくるかどうか

興味がありそうだと思ったら、思い切って外へ出られる状態にしてみてください。

具体的には、前面扉を開けっ放しにする、パイプや傾斜を使い外へいつでも出られる状態を作ります。

そして、自分から外に出てくるかどうか確認しましょう。ケージ内に満足している場合や、種類・性格によって、自分から出て来ない場合もよくあります。

そういう場合は、散歩は不要です。喜んで出てきたら、散歩をさせてあげましょう。

それでは最後に、自分から出てきたハムスターが散歩を楽しむための注意点をまとめて、今回の記事を締めたいと思います。

ハムスターの散歩の時間と6つの安全確認

ハムスターを外に出す前に、事前準備がとても大切です。安全を確保するため、しっかり準備をしましょう。

危険箇所の対策

反対意見で書いた危険な箇所を事前に処理する必要があります。

コンセント対策

コンセント穴を塞ぐ防電グッズが売られています。散歩ルートにコンセントがある場合は、あらかじめ塞いでおきましょう。

ケーブル・コード類対策

ハムスターが届かない高さまで上げて固定するか、コンセントから抜いて通電状態ではないようにしましょう。

窓・扉対策

絶対に締めてください。私のように網戸を破られお星様になるという悲劇をくり返してはいけません。

また、散歩中も絶対に開けてはいけません。扉を開けたところをハムスターが見ると、「あ、この壁って空くんだ!!」と認識し、その向こう側へ行きたがります。

家具裏対策

隙間を作らないようにするか、仕切り・ハムスターサークルなどで入られないように塞いでおきましょう。

高所

カーテンに登られなけれほぼ大丈夫ですので、カーテンの裾がハムスターに届かないようにまとめて上へあげておきましょう。

水場

水場がある場所での散歩はやめましょう。また、水場へ続く扉は締めて、散歩中は開けないようにしましょう。

間違った散歩

危険な箇所の対策はできましたか?では次に、散歩の方法でよくある間違いを4つご紹介します。正しい散歩を心がけましょう。

リードにつなげる

犬のお散歩ではほぼ必須のリードですが、ハムスターをリードにつなぐなど愚の骨頂。過剰なストレスを与えるだけでなく、怪我の元です。絶対にやめてください。

ハムスターボールを使う

ハムスターの五感を奪い、混乱とパニックに陥れる恐怖のグッズハムスターボール。詳細は危険なグッズでご確認ください。このサイトを見ている方は、絶対に使用してはいけません。

散歩用サークルで小さな囲いを作る

上の二つと比べると小さな誤りですが、小さなサークルを作ってその中で散歩をさせるのもあまりお勧めしません。

散歩に慣れていない初期の頃のみ、この方法で良いと思います。ハムスターがケージの外に出てきた場合、おそらく小さなサークル内では満足できないでしょう。

狭さを感じ、すぐにサークルをかじったりよじ登ったりすると思います。それでは散歩の意味がありません。ハムスターが自分から外に出てきた場合は、自由に散歩しても問題ない環境を作りましょう。

長時間散歩させる

ハムスターの散歩は、長くても30分~1時間です。できれば30分以内に戻すようにしてください。30分で十分すぎるほどの散歩時間です。

反対意見でも書きましたが、長時間の散歩はリスクが伴うだけでなく、ハムスターも疲れて休憩モードに入ります。休ませるのはケージ内にしましょう。

決まった時間でケージに戻るようしつける方法

時間で戻るようにするため、決まった時間になったら名前を呼び、決められた音(例えばケージをコンコンと叩く音)を合図として毎回出しましょう。

そしてケージに戻った直後におやつを与えてください。そうすると「名前を呼ばれる→決まった音が聞こえる→ケージに戻るとおやつがもらえる」という3段階で物を覚えて、ケージに喜んで戻るようになります。

ベテラン勢の場合、名前を呼ぶだけでハムスターが出てきてケージに戻ります。こんな感じです。

この域まで行くと、散歩も楽々です!

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はハムスターの散歩について見ていきました。

今回のまとめです!!

1:ハムスターの散歩は必要性について意見が割れている。
2:賛成派の意見は、習性・本能、レアな仕草・表情、肥満・ストレス対策など。
3:反対派の意見は、危険性、恐怖心、脱走癖、衣服・家具の破れ、トイレなど。
4:種類と性格を見極めて、散歩に出すか判断する。
5:散歩をさせる前に、準備をしっかりと行い危険を取り除く。
6:散歩は30分~1時間。できれば30分以内。

以上です!!ここまでお読みいただきありがとうございました!!

また次回の記事でお会いしましょう!


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