ハムスターを飼っていて、ケージの臭いが気になったことはありませんか?
ヘムスターケージから、おしっこなどの不愉快な香りが漂ってきた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
かくいう私も、室内にハムスターを置いていて臭いが気になった時があります。
今回は、ハムスターの臭い対策について詳しく見ていきましょう。
ハムスターが臭い原因
ハムスターの臭いが気になりだしたら、以下の3点を確認してみましょう。どこかに臭いの元となる原因がある可能性が高いです。
トイレが臭う
一番の臭いの元、それはトイレです。うんちもかすかに臭いがしますが、特におしっこが悪臭の元になります。
特にゴールデンハムスターの場合、おしっこの量も多種に比べて多いので、おしっこをしたら臭いで分かります。
トイレをいかに臭わなくするかが臭い対策で重要なポイントです。
餌が臭う
ハムスターは餌を巣箱(小屋)に持ち帰り貯蔵します。ペレットであればある程度の期間問題ありませんが、野菜類などを持ち帰った場合は注意が必要です。
特に夏場の場合、野菜が腐ったり傷んだりすることで、悪臭の元になります。
水が臭う
飲み水が古くなったり、給水ボトルから垂れた水が床材を濡らしたりすることが原因で、悪臭が出る場合があります。
餌と同様に、特に夏場に注意が必要です。
ハムスターの臭いの原因は以上です。やはりトイレ・水回り・食事が臭いの原因になりやすい箇所になります。
次は臭い対策について見ていきましょう。
ハムスターが臭い時は病気の可能性あり
ハムスターは奇麗好きで、臭いはほとんどしません。
もしハムスター自体が臭い場合は病気の可能性があります。
ハムスターが外耳炎・中耳炎・内耳炎などの炎症になっている場合、化膿した個所から臭いが発生します。
また、ほお袋に異常が発生している場合も同様に変な臭いがします。
その場合は、早めに病院に連れていき、検査を受けてください。
ハムスターの匂いを消すには
ハムスターの匂いを消す方法は、大きく3つに分かれます。
1:臭いの原因の除去、2:臭いの予防、3:消臭です。それぞれ具体的に見ていきましょう。
臭いの原因を取り除く
上記した原因を特定したら、その臭いの元となる原因を取り除きます。
特にトイレ砂を毎日交換すれば、臭いはそれほど気にならないでしょう。トイレを覚えていない場合、掃除が非常に手間になります。
その場合は、ハムスターのトイレのしつけの記事を参考にしてください。
臭いの予防をする
臭いの原因を完全に取り除いたとしても、生き物を飼う以上は多少の臭いはどうしても発生します。
臭腺
ハムスターは汗をかきませんが、臭腺と言われる箇所から微量な体臭を発します。
そのため、徐々にケージ内にハムスターの匂いが充満します。
ハムスターの体臭が気になる場合は、下記の方法で体臭予防をしましょう。
砂風呂を使用する
ハムスターの爪やハムスターのお風呂の記事でも書きましたが、砂風呂は体臭予防にも有効です。トイレとは別で用意すると良いでしょう。
臭いを予防する砂もあるので、一つ持っておくと良いいと思います。
SANKOさんの砂が安価で評価も高くおすすめです。
床材を厚めに敷く
潜って遊べるくらい床材を厚めに敷きましょう。床材と触れることで、体臭予防ができます。
ハムスターの汚れが落ちることに加え、ストレス解消にもなります。
床材を頻繁に交換する
新しい床材(チップ)は、木の匂いが漂います。ただし、その匂いも期間が経過するにつれだんだん薄れ、ハムスター臭がしてきます。
ケージの掃除については別記事で詳しく書きますが、臭いが気になる方は床材もこまめに交換してください。
床材に関しても、臭い対策用のものがあります。基本的には木製のチップで良いと思いますが、臭いが気になる方はこちらも試してみてはいかがでしょうか?
ジェックス ハムキュート 消臭ペーパーマット
ただし、ペーパーマットは上級者向けの商品ですので、ハムスターの飼育に慣れていない方は広葉樹や針葉樹の木製チップを使用しましょう。
以上が主な臭いの予防です。
さらに臭いが気になるという方は、消臭剤・芳香剤を活用するのはいかがでしょうか?
部屋とトイレの消臭グッズ
グッズ猫・犬用の消臭グッズは豊富な種類がありますが、ハムスター専用の消臭グッズはあまり市販されていません。
ハムスターはサイズも小さく、犬や猫に比べれば臭いの問題も小さいためです。
ここでは、レビューなどでハムスターに使用しているというコメントが有り、さらに評判の良い消臭剤をご紹介します。
消臭スプレー
ミニアニマン 快適消臭除菌ミスト
天然主成分で舐めても大丈夫なこちらの商品。値段が300円以下と非常に安価なところが嬉しいです。一本あると掃除がはかどるでしょう。
ジェックス ヒノキア除菌消臭剤 無香料
こちらも天然主成分。無香料なのでハムスターも安心。値段はミニアニマンよりもやや高いですが、消臭・除菌効果はこちらのほうがやや高そうです。
カンファペット
カンファペットは除菌・消臭効果が強力でありながら中性のため、ペットにとって無害なことが特徴です。
独自の技術によって開発され、東京都からの受賞歴がある他、多くの企業で使用されています。
お値段は他の物よりもやや高めですが、しっかり消臭したい人、しっかり除菌したい人、より安全な消臭スプレーを探している人におすすめです。
除菌シート
消臭スプレーだけでなく、掃除用の除菌シートもあります。
ジョイペット おしっこ汚れ専用除菌シート
主に犬猫用ですが、ハムスターの掃除にも使えます。舐めても安心です。
消臭剤
部屋自体の消臭ができる消臭剤もあります。
お部屋の消臭力 消臭芳香剤 部屋用 ペット用
こちらは主にペットの嫌な臭いを招集してくれる消臭剤です。
置き型タイプのため、部屋の消臭に力を発揮してくれます。
小林製薬 お部屋の消臭元ペット用
こちらはティーグリーンの香りです。
価格も消臭力と同程度なので、好みで使い分けるといいでしょう。
脱臭機
香りでごまかすのが嫌な方は、臭いを取り除く脱臭機を検討しましょう。
小型オゾン脱臭機
価格は3000円前後となっています。消臭剤と違って交換の手間がないのもメリットです。
消臭剤・芳香剤の注意点
消臭剤・芳香剤を使う前に、いくつか注意事項があるので確認しましょう。知らずに使うと、ハムスターの健康を害することになります。
直接吹きかけない
スプレータイプの消臭剤をハムスターに直接吹きかけてはいけません。ハムスターは風を嫌います。ストレスになりますのでやめましょう。
アロマは影響があるため使用しない
部屋を良い香りで満たすアロマ系芳香剤ですが、気体の中に化学物質が発せられます。
人間に影響はありませんが、ハムスターにとっては悪影響がある場合があります。
ハムスターを飼っている部屋では、アロマは焚かないようにしましょう。
お香は使用しない
アロマ系と同様に人気の高いお香ですが、こちらもNGです。
ハムスターは私たちが思っている以上に繊細な生き物です。アロマと同様に、お香は炊かないようにしましょう。
ハッカ油は使用しない
害虫を寄せ付けなくする効果があるハッカ油。
臭い消しとしても有用な上、ゴキブリ対策などでも有効ですが、ハムスターの健康を害します。こちらも使用しないようにしましょう。
ケージ内に芳香剤を置かない
ハムスターは知らないものを見ると噛んだり匂いを嗅いで食べれるかどうか判断します。芳香剤をケージ内に入れると、最悪中の薬剤が漏れ出し危険です。
ケージ内に消臭グッズはいれないようにしましょう。
以上が注意点になります。どちらかというと、芳香剤を使用して臭いをごまかすよりも、消臭剤を使って臭いを消す方がトラブルが生じにくいです。
消臭剤の紹介は以上です。
ファブリーズなどの部屋用消臭剤を使用した時がある方はたくさんいらっしゃいますが、ペット用の消臭剤を持っている方は少ないです。
上記した消臭剤はペット専用で、舐めても安心なので、臭いが気になる方は一本もっておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?今回はハムスターの臭い対策について見てきました。
今回のまとめです!
1:臭いの原因は餌・トイレ・水周り・病気
2:臭いの原因を取り除く
3:臭い予防は砂と床材
4:消臭グッズは消臭スプレー・除菌シート・消臭剤・脱臭機
5:芳香剤の使用に注意
6:消臭剤はペット専用を使う
以上です!ここまで読んでいただきありがとうございました!
臭いが気にならなくなったら、合わせてハムスターの騒音もチェックしてみてください!
飼いやすいハムスターの環境をしっかり作りましょう!
それではまた次の更新でお会いしましょう!