ハムスターの梨の与え方!実の適量・頻度と種・皮・ヘタの注意点!

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しゃくしゃくとした食感とみずみずしい甘さで人気の

夏から初冬にかけて出荷され、主に秋に旬を迎える果物です。

梨にはさまざまな品種がありますが、ハムスターは梨を食べることができるのでしょうか?

結論から書くと、ハムスターに梨を与える際は注意が必要です。

特に種や未成熟の実を与えると中毒になる可能性がありとても危険です。

今回はハムスターの梨の与え方について詳しく見ていきましょう。

梨の栄養と安全性

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梨は美容に良い果物と言われています。含まれている栄養は以下のようなものがあります。

梨の栄養価

クエン酸

柑橘類などに含まれる有機化合物の一種です。疲労回復効果があると言われています。

アスパラギン酸

たんぱく質の合成やエネルギーの代謝を助けてくれます。

ポリフェノール

抗酸化作用があり、血管を丈夫にする効果もあります。

ソルビトール

果糖の一種で整腸の機能があります。低カロリーなのも特徴です。

カリウム

血圧を抑制し、塩分を排出する働きがあります。

貧血の防止になる銅。轍を運ぶ働きがあります。

カロリー

100gあたり43kcalです。果物としては平均的なカロリー水準といえます。

水分量

100gあたり88gの水分が含まれています。かなり高い水分量です。

このように、お通じの改善や疲労回復など美容に嬉しい栄養が入った果物と言えるでしょう。

梨の安全性

梨にはハムスターにとって危険な成分が含まれています。

アミグダリン

バラ科植物の未成熟な果実や種子などに含まれる青酸配糖体の一種です。

梨はバラ科植物に分類されるため、種や未成熟の実に注意しなくてはいけません。

アミグダリンはプルナシンと同様にシアン化合物と総称され、天然の有害物質とされています。

アミグダリンを大量に摂取すると危険であると農林水産省ホームページでも明示されており、もちろんハムスターなどの動物にとっても有害です。

下痢になる恐れも

梨は水分量が多く、さらにポリフェノールが多く含まれているため、大量に摂取すると下痢になる恐れもあります。

体調が良いハムスターでない場合、梨を与えることは控えたほうが無難です。

上記に注意すれば梨をハムスターに安全に与えることができます。

ハムスターの梨の与え方

ここからは具体的な梨の与え方を見ていきましょう。

具体的な手順と適量と頻度について解説します。

梨を与える際の手順

まずは梨を与える手順について確認しましょう。

熟した梨を購入する

未成熟な梨にはアミグダリンが含まれるため危険です。

成熟した梨を与えるようにしてください。旬の時期にスーパーで購入すると比較的安全です。

成熟した梨は甘みが増し、食いつきも良くなります。

梨は水洗いする

購入した梨は与える前に水洗いをしましょう。

人の手に触れている他、皮に農薬がついている場合があり、水で洗い流すことができます。

細かくカットして与える

洗い終わった後、梨の実を細かくカットして与えてください。

常温で与える

ハムスターに梨を与える際は、加熱したり冷やしたりする必要はありません。

常温が一番良いので、そのまま与えてください。

食べ残した梨はすぐに捨てる

梨は水分量が多く傷みやすいため、食べ残した梨はすぐに取り除き捨てるようにしましょう。

小屋に持ち帰ろうとした場合は、食べ残していないかどうか後でチェックするようにしてください。

梨の適量

梨の適量は、ジャンガリアンなどのドワーフハムスターの場合5mm角、ゴールデンハムスターの場合は1cm角が目安です。

手に持って一度に食べきれるサイズにしてください。

大量に与えると危険なので、おかわりを欲しそうにしても追加では与えないようにしましょう。

梨の頻度

梨の頻度は週一回程度です。頻繁に与える餌ではありません。

旬の時期に、私たちが食べるついでに間隔を開けて与えると良いでしょう。

梨の種、皮、ヘタについて

梨の実はハムスターも食べられますが、種、皮、ヘタは食べれるのでしょうか?

結論から書くと、これらの部位は与えないようにしましょう。

梨の種は危険

梨の種にはシアン化合物が含まれており危険です。

ハムスターが中毒になってしまうため、絶対に与えないようにしましょう。

梨だけでなく、サクランボやリンゴなど、バラ科の種子は危険と覚えておくと良いでしょう。

梨の皮を与える必要はない

梨の皮にも栄養が含まれていますが、ハムスターにとっては実でも十分栄養を与えることができます。

水で洗うことで農薬をある程度落とすことができますが、工夫をしてまで皮を与える必要はありません。

健康的にも与えない方が無難と言えるでしょう。

梨のヘタを与える必要はない

梨にはヘタがあります。枝から生えていた硬い部分です。

このヘタは食べる個所ではありません。ハムスターは雑食ですが、ヘタを与える必要はないため、皮と一緒に捨てるようにしてください。



乾燥梨と梨の木について

梨をより安全にハムスターに与えたい場合、乾燥梨(フリーズドライ)がおすすめです。

乾燥梨のメリット

乾燥梨は生の梨と比べて乾燥しているため、水分量が低くなっています。

通常の梨より下痢になりにくいため、より安全に梨を与えることができます。

また、小動物用に加工されているため未成熟な部位がなく、生の状態よりもアミグダリンなどの危険な成分を心配しなくても良いでしょう。

梨の木は齧り木として与える

小動物用として、梨の木も販売されています。

この梨の木は食用ではなく、ハムスターの齧り木として与えるようにしましょう。

歯の伸びすぎ防止やストレス解消に役立ちます。

梨のジュースや加工品は与えない

梨や洋ナシのジュースが販売されていますが、これらをハムスターに与えても良いのでしょうか?

答えはもちろん、ハムスターに与えてはいけません。

人間用の飲み物は危険

人間用に調整されたジュースをハムスターに与えてはいけません。

ジュースには大量に糖分が含まれており、ハムスターに与えると糖尿病になります。

たとえ100%還元のジュースだとしても、梨だけで構成されている訳ではありません。与えることはやめましょう。

梨アイス・梨ケーキなどの加工品も危険

梨を加工したお菓子もハムスターに与えてはいけません。

ジュースと同様にハムスターにとっては危険です。

ハムスターに梨を与える際は、お菓子やジュースなどの加工品ではなく、必ず梨の実のみを少量与えるようにしてください。

ハムスターの梨の与え方のまとめ

いかがでしたか?今回はハムスターの梨の与え方を見てきました。

今回のまとめです!!

1:ハムスターに梨を与える際は注意が必要
2:梨にはクエン酸・アスパラギン酸・ポリフェノール・ソルビトール・カリウム・銅など、美容に良い栄養がある
3:梨の種、未成熟な実にはアミグダリンが含まれており危険
4:梨を与える際は、成熟した梨を買い、水洗いした後小さくカットして、常温で与える
5:適量は5mm~1cm角。頻度は週一回程度。
6:梨の種・皮・ヘタは与えない
7:梨ジュースや梨アイスなど、人間用に加工されたものは与えない。

以上です!!また次回の更新でお会いしましょう!!

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