ハムスターの豆腐の与え方!生・乾燥の違いと量・頻度の注意点!

季節を問わず人気の豆腐。お味噌汁の具や、夏は冷奴、冬はお鍋でも大活躍の食品です。

通年で安くどこでも販売しているため、食卓に登場する機会も多いのではないでしょうか?

豆腐などの豆類は健康に良いという話を聞いた時がある方が多いと思いますが、ハムスターに与えても良いか迷われている方も多いようです。

豆腐は栄養価も高くハムスターにも与えたい食品ですが、注意が必要な食品でもあります。

水分量が多く、何も考えず与えると、下痢や体調不良の原因になります。

今回は、ハムスターに豆腐を与える際の注意点を確認しましょう。

豆腐の栄養価と水分量

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納豆や豆腐などの豆製品は健康に良く、私たち人間でも積極的に摂りたい食品です。

豆腐には以下のような栄養が含まれています。

豆腐の栄養価

・タンパク質

豆は畑のお肉とも言われますが、豆腐にはタンパク質が豊富に含まれています。また血中コレステロールを下げてくれる働きもあります。

・リノール酸

必須脂肪酸の一つ。善玉コレステロールを増やす働きがあります。

・カルシウム

意外と知られていませんが、豆腐にはカルシウムが豊富に含まれています。200gでコップ半分の牛乳と同程度です。カルシウムは、骨や歯の元になります。

・ビタミン

ビタミンが多いのも豆腐の特徴です。ビタミンE、B1、B2などが含まれており、お肌にも良い成分です。

豆腐の水分量について

健康食品とも言える豆腐ですが、やはり気になるのは水分量。なんと85%90%が水分でできています。

私たち人間であれば問題ありませんが、ハムスターにとってはこの水分量が問題です。大量に与えると下痢になる可能性があります。

栄養価と水分量を確認したところで、次はハムスターへの豆腐の与え方を見ていきましょう。



豆腐を生・乾燥で与える際のそれぞれの注意点

他の記事で、多くの野菜は基本的に生で問題ないと書きましたが、豆腐はどうなのでしょうか?

結論から書くと、生でも問題ありませんが、できればペット用乾燥豆腐を与えた方が望ましいです。

豆腐を生で与える際の注意点

豆腐には毒素がなく、与えて直ちに問題のある食品ではありません。ただし、注意点がいくつかあります。

与える適量

豆腐を生で与える際は、量に注意しましょう。上気した通りほとんどが水分でできており、下痢の恐れがあります。

また、豆腐はカロリーも豊富なため、肥満になる恐れもあります。

与える際は5mm角以下にして、おやつとして時折与える程度にしましょう。餌の基本はペレットということを忘れないでください。

与える頻度

与える頻度は、毎日ではなく、数日おき1週間に1度以下で十分です。

注意が必要な食材ですので、好んでいるからといってあげすぎないようにしましょう。

病気で弱っていて、固形の餌を食べれない場合、本来であれば流動食またはすり潰した餌が望ましいですが、豆腐を一時的に療養食とすることも可能です。

ただし、病気の場合はすぐにお医者さんへ連れて行くことをおすすめします。

古い豆腐は与えない

豆腐は水分量が多く、傷みやすい食品です。そのため鮮度にも注意が必要になります。

購入してから日付がたった豆腐は与えないようにしましょう。パックの中の水が濁っていたり、表面がひび割れていると古くなってきている傾向があります。

加熱した場合は余熱をとる

豆腐を加熱調理した場合は、しっかりと余熱を取りましょう。

他の餌の記事でも触れましたが、人間で問題ない熱でも、ハムスターにとっては火傷をする危険性があります。

味がついた豆腐は与えない

調理後の豆腐やタレがかかったものは与えないようにしましょう。

人間の味付けは塩分が過多になる傾向があり、ハムスターには危険です。ハムスターに与える際は、お総菜などは基本的に与えないでください。

また、ゆず豆腐、胡麻豆腐なども避けるようにしましょう。

水分を取ってから与える

常温に戻した豆腐は、キッチンペーパーなどで水分を取ってから与えるようにしましょう。

元々の水分量が多い豆腐ですが、キッチンペーパーなどを使うと多少水分を抜くことができます。

絹と木綿の違い

ハムスターによって、柔らかい絹とやや硬い木綿で好みが分かれる場合があります。豆腐を食べてくれない場合は、種類を変えると食べてくれるかもしれません。

絹と木綿どちらを与えても問題ありませんが、絹に比べて木綿の方がカロリーが1.3〜1.5倍ほど高いので、木綿を与える際は量に注意して与えるようにしてください。

また、絹の方が木綿より水分量が多いため、絹を与える際もやはり量に注意しましょう。

乾燥豆腐の与え方と注意点

ここまで豆腐を生で与える際の注意点を見てきましたが、ハムスター用の餌として、乾燥した豆腐が売られています。

豆腐をあげる際は、基本的には生ではなく、乾燥した豆腐を購入してハムスターに与えた方が水分を気にしなくて良いため安全です。

乾燥豆腐の種類

メーカーによって様々な商品がありますが、基本的には豆腐を乾燥させ、四角・丸型のスナック状にしたものが市販されています。

代表的なところですと、スドーの豆腐キューブやマルカンのプチプチ豆腐などがあげられます。金額は300円前後が一般的です。

人間用の乾燥豆腐ではなく、必ずペット用のものを選んで与えましょう。

カロリーに注意

乾燥豆腐は生以上に与えやすいので、ついついたくさん与えてしまいがちです。

豆腐のカロリーは100gで約5080キロカロリーです。ハムスターでいうと、数日分の摂取カロリーに相当します。

乾燥豆腐の場合も、基本的には生と同程度の量と頻度で与えてください。下痢になる危険性は低いですが、高カロリー高栄養素のため、毎日与えると肥満へまっしぐらになります。

にがりについて

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豆腐にはにがりが入っているため、与えても本当に大丈夫なのか?と不安に感じている方もいらっしゃるようです。

にがりの成分

にがりは、海水を濃縮して塩を結晶させて取り出した残りの液体のことを言います。

海水・塩分というワードから危険を感じる方がいるようです。にがりは豆腐を凝固させる際に使用されます。

成分としては塩化マグネシウムが多く、混同しやすいですが塩(塩化ナトリウム)ではないのがポイントです。

にがりの危険性

豆腐の塩分量をご存知でしょうか?100gあたりで7mg〜13mgとなっています。これは大豆本来の塩分で、にがりによるものではありません。

100g丸々与えた場合は問題がありますが、基本的に5mm角以下であれば、にがりや塩分に関する危険性はないと考えて良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回はハムスターと豆腐について見てきました!!

今回のまとめです!!

1:豆腐は生で与えても問題ないが、乾燥していた方が望ましい。
2:与える際は、5mm角にして、数日開けておやつとして与える。
3:水分量とカロリーに注意する。
4:接種できる栄養素が豊富。一時的な療養食としても。
5:豆腐のにがりは問題ない。それよりも水分量とカロリーに注意。

栄養豊富な豆腐。量に気をつけて、ぜひ与えてみてください!!

次回はハムスターの白菜の与え方です!!どうぞご覧下さい!!

私が使用しているペレットです。
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