ゴールデンウィークやお盆、年末年始などで長期のお休みがある場合、ペットを飼っている人共通の悩みがあります。
それは、旅行で不在の時のペットの世話をどうするか?ということです。私も連休で旅行に出る際は、ハムスターをどうしようか?とよく悩みました。
今回は、旅行における長期不在の際の対策について詳しく見ていきたいと思います。
ハムスターは旅行に連れて行くことができるか?
ハムスターを家に置いて旅行に出かけるのが不安な方は、まずハムスターを旅行に連れて行くことができるかを考えましょう。
キャリーケースで連れて行く
結論から言うと、他のペットと違いハムスターを連れ出すことはおすすめできません。
ネコや犬など大型のペットは、キャリーケースやキャリーバッグなども流通しており、一緒に旅行すると言う方も多いです。実際、ハムスターにもキャリーケースは市販されています。
しかしながら、ハムスターの場合環境の変化に非常に弱く、ストレスを感じやすいため、基本的には移動させないほうが良いでしょう。
車で連れて行く
例外として、アクティブに移動するような旅行ではなく、ただ単に実家に帰る場合などは連れて行くことを一考しても良いでしょう。
もし連れて行く場合は、小さいキャリーケースに入れるのではなく、今のケージごと揺らさずに持っていくことができないかを考えてください。
キャリーケースは総じて小さい上に、移動先で広いケージなどに移し変えなくてはいけません。環境が大きく変わることは大きなストレスですので、現状のまま移動できないかどうかを考慮してください。
車などでの運搬であれば可能だと思います。振動をケースに伝えないよう十分工夫しましょう。
また、移動の休憩中に車内にハムスターを放置すると季節によってはそのまま死に至るため、運搬する際は注意してください。
新幹線・電車で連れて行く
車以外の運搬はあまりおすすめしません。音や振動を防ぐことができないだけでなく、周りのお客様の迷惑になる場合があります。
不快に思う方も多いため、基本的には公共の移動手段にはペットを持ち込まないほうが良いでしょう。
以上が旅行に連れて行く場合の注意点でした。
とはいえ、旅行にハムスターを連れて行くことは困難な場合がほとんどです。
次に、不在にする期間に分けて対策を見ていきたいと思います。
旅行で不在にする際の留守番対策
旅行と言っても、日帰りから長期旅行など、家を不在にする期間は旅行プランによってまちまちです。
今回の記事では、1~2日、3日、5日、一週間に期間を分けて対策をまとめます。
貴方が不在にする期間に合わせて、対策法を確認して下さい。
旅行で1日・2日不在にする際の留守番対策
1日2日程度の短期間の旅行であれば、餌や水を多めにしておけば大丈夫だろうと考えていませんか?
そういう方こそ注意が必要です。
ハムスターの時間と人間換算
ハムスターの寿命はおよそ2~3年。単純計算でハムスターの1日は、人間で言うと3週間~1ヶ月相当になります。
一日ご飯を上げないと、人間で言えば3週間~1ヶ月の断食です。もちろん耐えられるワケがありません。
1日・2日だからと言って、気を抜かないようにしておきましょう。
餌と水を多く用意する
とはいえ、しっかりと準備をしておけば問題はありません。餌と水を多めに用意してから家から出かけましょう。
ハムスターは節約上手です。多めに与えたからと言って、無制限に食べたりしません。
通常であれば肥満や餌の傷みを考え、適量を与えるのが良いのですが、旅行中に食べきれないくらいの量を予想してそれよりも多めに準備しましょう。
旅行にはアクシデントがつきものです。1日~2日帰るのが遅くなっても大丈夫なように構えておきましょう。
季節ごとの温度管理
春や秋であれば、特に何もしなくても大丈夫です。適温の範囲無いかどうかにだけチェックをしてから出かけましょう。
ただし、北海道や沖縄の場合は春や秋でも寒暖さが激しいので、その場合は空調を入れてから出かけることをおすすめします。
夏の場合は、地域に限らず熱中症対策が必須です。留守番中に熱中症になると、ほとんどの場合死に至ります。夏の暑さ対策を見て準備をしてから出かけてください。
冬の場合は、暖房が必須です。冬の寒さ対策を見て準備を行いましょう。
温度管理は旅行の期間に関わらず共通になります。しっかりと温度管理を意識して旅行へでましょう。
旅行で3日不在にする際の留守番対策
3日になるとかなり心配な期間です。ハムスターはネコや犬よりも繊細で、何かトラブルがあるとすぐ死に至ります。
3日以上になる場合、誰か友達や知人にお世話を頼めないかどうか一考しましょう。
知人にお世話してもらう場合
特別なことをしてもらう必要はありません。餌を与えてもらうこと、水を取り替えてもらうこと、トイレを綺麗にしてもらうことの3つをお願いしましょう。
様子がおかしい場合に連絡をしてもらうことも忘れずに伝えて下さい。
もちろんお世話をしてもらったお礼をしたほうが人間関係的に良いので、おみやげを忘れずに買って下さい。
知人に頼めない場合
1日・2日よりもかなり多めに餌と水を予め与えておきましょう。野菜類は食べ残されると痛むので控えてください。
トラブルを防ぐため、遊具などを設置している場合は撤去しておきましょう。
旅行で5日不在にする際の留守番対策
お世話できないのがかなり気になる期間です。海外旅行をするとこれくらいの日数になると思います。
正直、5日間放置するのはおすすめできません。餌も水も、コントロールすることがかなり難しくなります。
3日以上の場合は家族や知人に頼むのが一番確実ですが、万が一に備えて遠隔でも自分で様子が見れるように準備をするのはいかがでしょうか?
ペット用WEBカメラ
留守番中のペットの様子を観察するWEBカメラがあることをご存知でしょうか?amazonや楽天などで検索をすると、豊富な種類が出てきます。
値段は数千円~数万円程度とかなり幅が有りますが、昔に比べると大分安くなった印象があります。
スマホと連動できるものも最近ではありますので、手軽に確認できるようになりました。WEBカメラを設置することで、病気や怪我などの緊急事態の場合のみ知人に連絡するという方法をとることができます。
ハムスターの場合、犬やネコに比べて活動範囲が狭いので、数千円値段で設置できると思います。ぜひ検討してみてください。
旅行で1週間不在にする際の留守番対策
不在期間が1週間あると、もう何が起こっても不思議ではありません。
これはおそらく、ハムスター以外のペットでも共通だと思います。ネコや犬ですら、1週間の留守番はなかなか難しいでしょう。
1週間以上の場合、外部サービスに預けることを検討してください。
ペットホテル
ペットを預けるホテルがあることを知っていますか?ホテルと言っても、私たちが止まるようなホテルではなく、ペット業者が運営しているホテルです。
例えば、私がよくハムスターを購入しているペットショップのコジマさんでは、ペットホテルサービスを行っています。
ハムスターを販売しているペットショップでは、ハムスターを預けることができる場合があるので、事前に調べておきましょう。
ペットホテルの注意点
ペットホテルのお値段は1000円~5000円とまちまちです。
預け先は、ペットショップか動物病院のペットホテルをおすすめします。運営元がしっかりしている分トラブルが発生し辛いです。
預ける場合は、ケージごと預けられるかどうか、万が一事故が起きた時はどう保証されるかを確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は旅行の際の留守番対策についてみてきました。
今回のまとめです!!
1:旅行に連れて行くのはおすすめしない。
2:留守が1日・2日の場合は、餌・水を十分にして、温度管理をする。
3:3日以上は知人に頼む。
4:5日以上はWEBカメラを使う。
5:1週間以上は、ペットホテルを使う。
以上です!!安心できるような環境にして、旅行に出かけましょう!!
次回はハムスターの掃除です!!綺麗にしてから出かけましょうね!