甘くて美味しいバナナ。一年中売っていて価格も安いため、とても人気のある食べ物です。
栄養も豊富なため、病み上がりや病院のお見舞いにも役立ちます。
健康に良いとされるバナナですが、ハムスターに与えても問題ない食材です。ただし、与える際はいくつか注意が必要になります。
今回は、ハムスターのバナナの与え方について詳しく見ていきます。
バナナの栄養価と安全性
バナナは栄養満点!!具体的には以下のような栄養があります。
バナナの栄養価
・カリウム
余分な水分を体の外に出してくれる電解質のミネラルです。むくみの解消にも良いとされています。ハムスターにとってはこの成分が要注意です。
・トリプトファン
集中力を高めてくれるアミノ酸です。必須アミノ酸の一つとされています。幸せ成分のセロトニンの元になるとされています。
・マグネシウム
血圧の調整やイライラを押さえてくれる成分です。骨の成分にもなります。
・食物繊維
お腹を整えてくれる食物繊維。ダイエットなどでも注目されています。
・ビタミン
郡疲労回復のビタミンC、消化に役立つビタミンB1、お腹を守るビタミンB2など、様々なビタミンが入っています。
バナナの安全性
栄養が豊富な上に、生活習慣病やがん予防、精神安定にも役立つバナナ。
人間であれば積極的に食べたい食材ですが、ハムスターに与える場合はいくつか注意が必要です。
下痢・軟便
上記のカリウムは利尿作用があり体温を下げます。また、食物繊維を豊富に含むため与えすぎると下痢などの原因になる可能性があります。
人間の場合も幼児や下痢気味の人は注意が必要な成分です。
肥満
バナナはカロリーも多く、与えすぎると肥満の原因になります。
カリウムとカロリーに気をつければ、バナナはハムスターの健康にも良い食品になります。しっかりコントロールしましょう。
では、ハムスターへの与え方を具体的に見ていきましょう。
バナナを生で与える際の注意点
バナナを与える際に注意すべきことは、与える量です。
バナナのカロリーについて
バナナのカロリーをご存知でしょうか?バナナは100gあたり86キロカロリーです。
人間であればむしろカロリーとしては低い部類ですが、ハムスターにとっては一日の必要カロリーを大きく超えるカロリーとなります。
何も考えずに与えると肥満まっしぐらなので、量を考えて与えましょう。
バナナの適量について
与える大きさ
バナナを与える際は、5mm~1cm角の大きさにしましょう。ハムスターが両手で持って食べれる量で十分です。
おやつとして与える
主食として与えるのではなく、おやつとしてたまに与える程度に控えてください。他のエサの記事でも毎回書いていますが、ハムスターの主食はペレットです。
一日のエサの適量
ハムスターに与える1日のエサの量は、体重の1割が適量と言われています。
50gの体重の子であれば、一日5g前後まで。1食あたり1~2g程度です。適量を考えて与えるようにしてください。
バナナの頻度
バナナを与える際の頻度は、週一回以下にしましょう。
頻繁に与えすぎると肥満になる他、下痢になる恐れがあるためです。
必ず間隔を開けて、ハムスターの体調が良い時におやつとして与えるようにしてください。
腐らないよう注意
バナナは水分を含むため、腐るスピードも早いです。
他の果物や野菜と同様、与える際は一度に食べきれ、余って腐らない量を与えるようにしてください。
バナナの皮は与えても良いか?
さて、私たちがバナナを食べる時皮を向きますが、バナナの皮はハムスターに与えても良いのでしょうか?
結論から書くと、バナナの皮はむいて与えるようにしましょう。皮は与えないほうが良いです。
防腐剤・防虫剤
バナナの皮には、農作業用に薬品がついている場合があります。人間であればあまり気にする必要はないですが、ハムスターにとっては健康に影響を与える可能性があります。
皮には栄養が含まれていますが、ハムスターの場合実の栄養で十分です。
バナナの皮の栄養価
普段食べないバナナの皮ですが、実は栄養が豊富です。
人間であればきちんと洗い調理をして食べることも実は可能です。せっかくですので皮の栄養もまとめてみます。
・マグネシウム
骨や歯の元になるマグネシウム。血圧なども調整してくれる優れものです。
・ビタミンA(ビタミン類)
実にもたくさんビタミンが含まれていますが、皮にもビタミンAやビタミンBが豊富に含まれています。
バナナチップは与えても良いか?
バナナを買ってきてそのまま与えても良いのですが、バナナチップという選択肢もあります。
ペットフードとしてバナナチップが販売されています。こちらです。
バナナチップには生にはない良い点と注意点があります。
バナナチップの良い点
乾燥している
バナナチップは、バナナを乾燥させてチップにしています。そのため水分が少なく、下痢の心配がすくなくなります。
固い
ハムスターのエサは固いほうが歯の伸び過ぎ防止になります。歯が健康な状態であれば固いほうが良いでしょう。
食いつきが良くなる場合がある
個体差にもよりますが、バナナが嫌いで食べない子もいます。そういった子は、バナナチップであれば食べてくれる時があります。
バナナチップの注意点
バナナチップには良い点もありますが、悪い点もあります。注意点を確認しましょう。
添加物に注意
人間用のものは、添加物が含まれている場合があります。
しょっぱくしてあったり、甘くしてあったりするバナナチップは与えないようにしましょう。
人間用の添加物はハムスターの健康を考えると良くないので、与えるバナナチップはペット用として販売しているものにしてください。
カロリーに注意
こちらも生と同様、カロリーが高いです。チップ丸まる与えるのではなく、小さくしてから与えるようにしてください。
バナナの与え方まとめ
いかがでしたか?今回はハムスターとバナナについて確認しました!
今回のまとめです!!
1:バナナはハムスターに与えて大丈夫。ただし量に注意。
2:与える際は、5mm~1cm角にして、1~2g程度。週一回以下にする。
3:バナナの皮は与えない。
4:バナナチップはペット用を与える。
以上です!!!次回はハムスターの豆腐の与え方です!!どうぞご覧下さい!